>>1の本文

 ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡のデータに基づく今回の発見は、ダークマターの重力が通常物質を引き寄せて塊となり、それが宇宙における最初の構造物に成長していったという現行理論を裏付けている。

「ダークマターとはいわば重力の足場です。そこへほかのあらゆる物質が引き寄せられ、銀河を形作っています。今回のダークマター地図には、そのプロセスが進行している様子がはっきりと見て取れます」と、論文の共著者で、英ダラム大学の物理学者リチャード・マッシー氏は述べる。

 ダークマターがなければ、銀河同士を重力で結び付けるのに十分な物質が得られず、地球をはじめとする何十億個もの惑星を抱える天の川銀河も、現在のような形では存在していなかったと考えられている。