あるところの大学院にのある研究科に実験系の研究室と理論系の研究室がありました。
実験系の研究室は物質を少し化学修飾させて精製分離しその物性を計るとその
データを投稿して論文が1報という仕組みで年産なんと200本(院生や助手を駆使して)
の高い生産性を誇っていました。しかし同じ研究科の理論系の研究者は、方法論の
検討、式の導出、計算をするためのプログラムの作成と実行、計算結果の実測値との
比較や理論の取り扱いの方法の系統的なずれなどを緻密に評価して、論文誌に
投稿して5年に1報、早くても3年に1報しか論文を出せていませんでした。
そのため、評価が入ったときに多くが実験系であったその研究科の中で
理論系は政治力が弱いこともあり、教授が停年と共に後任をとらずに
研究室を丸ごと潰す話になりましたとさ。論文の数は大事だね。