自閉スペクトラム症(ASD)の発症メカニズムを新たに解明 東海大などがNature系列誌で発表 治療戦略に一石
4/16(木) 7:10配信
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6576011
 発症には1200以上の関連遺伝子のほか、妊娠中の母体の感染や薬剤のばく露といった環境要因が複雑に関わっている。研究グループは、これら多様な要因を持つ複数のASDモデルを網羅的に解析した。
 その結果、原因が異なっていても、胎児期の脳内において細胞の運命決定を担う「Notch(ノッチ)シグナル伝達系」が過剰に活性化しているという共通の病態を発見した。Notchシグナルが異常に働きすぎると、大脳の高度な機能に欠かせない「VIP陽性抑制性神経細胞」(VIP-INs)がうまく作られなくなる。VIP-INsは、脳内の不要なノイズを抑えて情報を正しく伝えるフィルターのような重要な役割を持っているため、数が減ることで脳の神経回路に障害が起きていた。