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>中でも、地上の加速器を遥かに凌駕するエネルギーを有するのが、100EeVを超える超高エネルギー宇宙線だ。100エクサとは1020(1垓=100億×100億)を意味し、約16ジュール(J)のエネルギーに相当する。このような超高エネルギー宇宙線は1960年代に発見されたが、宇宙のいかなる場所で、どのようなメカニズムにより加速されているのかは、60年以上にわたり未解明のままだった。
>>こうした背景の下、2021年に米・ユタ州で実施されている宇宙線観測の「テレスコープアレイ(TA)実験」において、大きな不確かさはあるものの、約240EeVという極めて高いエネルギーの宇宙線事象が検出され、「アマテラス粒子」と命名された。240EeVは約38Jに等しく、これは時速約130kmで飛ぶ硬式テニスボールの運動エネルギーを、わずか1個の原子核が有していることを意味する。