分子による色だと
例えばジアゾ結合による色素の発色は
-N=N-間の距離によって決まるんだったな

これが分子による色ではなく
生物の組織構造による発色だと
分子どころか細胞どころか
もっと大きな組織がひだひだになったり層状に重なったりして
同じ波長を強め合って色を見せている

で、なぜそれを区別するかというと
遥か昔に産業界で「何とかして紫色の色素を自然から得たい」といって
しかし植物のムラサキにしろ貝のウチムラサキにしろ少量しか色素が採れないので
何とかして紫とか青とか持ってこい!といった歴史があったからだなw

その間に幾多もの技術者や研究者や発明家などなどが「青いと思ったらこれは組織による構造色だー!だまされたー!!!1!!!1!!」
というのを多数繰り返したので
これは色素による発色ではない!と書く習慣が出来ちゃったってところかな

他にも「これは紫だと思ったけどアルカリに浸けて定着させようとしたら別の色になっちゃったー!!!1!1!!!!1!!!」
みたいなやらかしもたくさんあったんだろうな

結局ウィリアム・パーキンがコールタールから紫色のモーヴ色素を作り出してその10年後にはドイツのBASF社が赤色色素を作り出した
なおパーキンはBASFの特許取得の1日遅れになってしまって特許を取れず、そのまま当時新興国であるドイツにイギリスの各産業は浸食されることになる
おまけで、昆虫で有名なファーブルは地道にアカネから色素を効率よく取り出す手法を作っていたがこれもダメになった

コールタールが材料として注目されたのは、当時は燃料用のガスを作るのに石炭蒸し焼きで
水素と一酸化炭素の混合物を放出させてこれを使っていたため、残渣のコールタールの有効利用が必要だったためである

今なら石油から様々な化学物質が作られているが、これがホルムズ海峡封鎖でナフサが入ってこないなどで問題になるわけだ
果たして石炭そのものを容易に溶剤などで溶かして化学物質原料を得ないといけない時期または時代がまた来るかどうか?

色素は文明維持に欠かせないわけだ
まあ別に真っ白とか茶色とか黒だけでも良いが