>>71の状態で現在最新研究で判明しているのが下記ですけれど!

知性は脳の特定の領域からではなく脳全体のネットワークから生まれることが判明:最新のコネクトーム解析が解き明かす人間の一般知能の正体とは
2026年3月10日
https://xenospectrum.com/network-architecture-general-intelligence-brain/
>> ›1. 特定の「知能中枢」に依存しない分散処理の原則
>>第一の発見は、一般知能が単一の脳内ネットワークから生じるのではなく、複数のネットワークにまたがる「分散処理」に依存しているという事実である。脳内には、デフォルトモードネットワーク(DMN)、前頭頭頂ネットワーク(FPN)、顕著性ネットワークなど、内在性結合ネットワーク(ICN)と呼ばれる複数の機能的モジュールが存在する。従来の研究では、認知コントロールを司るFPNなどが知能の予測に重要であるとされてきた。しかし本研究の包含・除外分析(特定のICNだけを用いたり、逆に特定のICNを除外したりして予測力を測る手法)によると、どの単一のICNも全脳モデルほどの予測力を発揮しなかった。
>>興味深いことに、全脳モデルから特定のICNをひとつ取り除いても、一般知能の予測精度はほとんど低下しなかった。これは、知能が特定のネットワーク内部の処理に依存しているのではなく、異なるネットワーク間をまたぐ通信によって駆動されていることを強く示唆している。知能とは、専門化された各部署(ネットワーク)が独立して働くことではなく、未知の問題に直面した際に、必要に応じて部署間の垣根を越え、迅速に情報を共有・統合する「オーケストラ全体のアンサンブル」のようなものであることがデータによって裏付けられた。
>> ›2. 「弱い長距離接続」がもたらす圧倒的な柔軟性
>>ネットワーク科学において、強固で密な接続は局所的な情報のやり取りには適しているが、システム全体を俯瞰するような情報の伝達には、むしろ「弱い結びつき(Weak ties)」が重要な役割を果たすことが知られている。社会学において「見知らぬ人との弱い絆が、新しい情報や機会をもたらす」とされるのと同様の原理が、人間の脳内でも働いていることが本研究で明らかになった。統合されたコネクトームモデルにより、知能の高い個人ほど、物理的に長い距離に及ぶ「弱い長距離接続」を活用していることが判明したのである。
>>この弱い接続は、強力な神経線維の束と比べて維持にかかる生物学的・エネルギー的なコストが低い。さらに重要なのは、進行中の神経活動によって容易に変調される(オン・オフが切り替わりやすい)という特徴を持っていることだ。環境の変化や予期せぬ課題に対して、脳が既存の回路に固執することなく、必要なネットワークを瞬時に再構成して適応的な行動をとるためには、この「弱いがゆえの柔軟性」が不可欠となる。つまり、知能を支えるアーキテクチャは、強固な太いケーブルだけでなく、遠く離れた領域をかすかに、しかし確実に結びつける「柔軟な情報バイパス」の存在に大きく依存していると言える。