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太陽に最も近い恒星であるProxima Centauriは、約40兆キロメートル離れており、地球から太陽までの距離の26万8,000倍に相当する。天文学者の単位で表せば4.3光年だ。光年とは、光が秒速30万キロメートルで1年間に進む距離である。
現在の技術では、宇宙空間を光速のごく一部の速度でしか移動できない。最速の探査機であるParker Solar Probeでさえ、最高速度は秒速約191キロメートル——光速の0.064%——にとどまる。
その速度でProxima Centauriに到達するには約6,650年かかる計算になるが、これはあくまで近傍の恒星系への話にすぎない。つまり、人間の一生のうちに恒星間を旅するには、はるかに高い速度が必要となる。
仮に光速に近い速度での移動手段があったとしよう。すると、そのような速度での移動には最初の問題が生じる。Albert Einsteinが示したように、時間は相対的であり、宇宙のあらゆる場所で時間の流れが同じというわけではない。宇宙船が地球から速く移動するほど、乗員にとって時間の経過は遅くなる。これを時間の遅れ(タイムダイレーション)という。
たとえば、NASAの宇宙飛行士Scott Kellyが国際宇宙ステーションで1年間を過ごして地球に帰還したとき、動いている物体では時間の進みが遅くなるため、一卵性双生児の兄弟よりも数ミリ秒だけ若かった。国際宇宙ステーションは時速約2万8,150キロメートルで移動している。
Kelly兄弟の場合、この差は無視できる程度だった。しかし、地球の空を飛び回るとされる宇宙人にとっては話が違う。遠方の恒星系から地球へ、そして帰路へと、必然的にはるかに高い速度で移動するためだ。故郷の惑星に戻ったとき、そこは旅立った頃より——場合によっては1世紀以上——老いた世界になっているだろう。彼らはいわば、時間の亡命者となる。