>>◆1:環境的な刺激
>>心霊現象を調査する番組では、しばしば調査員が幽霊が出るとされている場所に向かい、携帯型の電磁波検出装置を手にして「電磁波が異常な数値を示している」などと指摘します。電磁波は電気を帯びた粒子によって形成される目に見えないエネルギーのことであり、記事作成時点では人間が周囲の物に触れたり、見たり、聞いたりするように電磁波を感知できるという証拠はありません。しかし、電磁波と幽霊騒ぎに関連があることを示唆する研究結果は多数報告されています。
>>リス・エディンバラで行われた実験では、幽霊騒ぎが起きた場所では電磁場の変動が大きいことが示されました。また、ロンドン南西部のハンプトン・コート宮殿で行われた研究でも、幽霊が出るとされている場所では電磁場の変動が大きいことがわかりました。これらの結果は、人々が電磁場などの環境刺激の変化を無意識のうちに感知し、それを幽霊によるものだと解釈している可能性を示唆しています。
>>2009年の研究では、特別に設計された小部屋の中に被験者を入れて、電磁場などを含む環境要因を変化させてどのように感じたのかを尋ねました。その結果、被験者からはめまいや体から切り離されたような感覚、さらに「何かの存在」を感じたといった回答がありましたが、これらの体験は研究者による電磁場の変化に関係なく発生していたとのこと。興味深いことに、異常な体験を感じたのは超常現象をより強く信じている被験者だったそうです。
>>マフェオ氏は、「電磁場のような環境要因は超常現象の知覚につながるのでしょうか。一方では、幽霊が出るとされる場所と電磁場の変動との間には相関関係があります。また、人間が磁気を感じ取れることを示唆する証拠もいくつか存在します。しかしもう一方では、実験室環境における電磁場の操作は奇妙な感覚と一致していませんでした」とまとめました。