銀河を持たない超大質量ブラックホールを発見。宇宙誕生の定説を覆す可能性
公開: 2026-06-01 20:30
https://karapaia.com/archives/607021.html
 我々の太陽系がある天の川銀河を含め、ほとんどの銀河の中心には太陽の数百万〜数十億倍もの質量を持つ「超大質量ブラックホール」が存在し、お互いに影響を与え合いながら成長していると考えられていた。
 だが、ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が、ビッグバンからわずか7億年後の初期宇宙に、銀河をほとんど持たないまま単独で存在する超大質量ブラックホールをとらえた。
 英ケンブリッジ大学の研究チームは、ブラックホールの形成と成長に関する従来の定説を見直す必要がある発見だという。
 この研究成果は学術誌『Nature』および『Monthly Notices of the Royal Astronomical Society』(2026年)に掲載された。

中略

この研究でわかったこと
• ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が、銀河をほぼ持たないまま単独で存在する超大質量ブラックホールを初期宇宙で発見した
• 初期宇宙のブラックホールの質量を直接測定することに史上初めて成功し、太陽の約5000万倍と確認された
• ブラックホールが銀河より先に誕生し、後から銀河を形成していく可能性が示された
まだわかっていないこと
• このブラックホールがビッグバン直後の超高密度状態から生まれた原始ブラックホールなのか、巨大なガス雲が直接崩壊して生まれた直接崩壊ブラックホールなのか、起源はまだ特定されていない
• 銀河を持たない超大質量ブラックホールが初期宇宙にどれほど広く存在していたかは、現在も調査中だ