老化を“巻き戻し”──あるタンパク質で老マウスの肝臓が若返り Nature系列誌に掲載

 イスラエルのバル=イラン大学やアメリカ国立老化研究所などに所属する研究者らがNature Communicationsで発表した論文「SIRT6 overexpression counteracts chromatin aging in the male murine liver」は、加齢で衰えた肝臓を、ある酵素の働きで若い状態へと巻き戻せることを、オスのマウスで示した研究報告だ。

 細胞内には、生命の設計図であるDNAがタンパク質に巻き付いて折りたたまれた「クロマチン」と呼ばれる構造体が存在している。
 若いころは、このクロマチンが綺麗に整理整頓され、必要な遺伝子だけが働くように制御されている。

 しかし、加齢とともにこの収納状態が乱れ、閉じておくべきDNAの領域が緩んで開いてしまったり、逆に開けておくべき領域が閉じてしまったりする。
 研究チームがマウスの肝臓を詳細に解析した結果、このクロマチンの乱れによって、老化に伴う慢性的な炎症のスイッチが入りやすくなり、同時にエネルギーを作る代謝の機能が低下してしまうことが明らかになった。

(以下略、続きはソースでご確認ください)

[山下(Seamless),ITmedia] 2026年06月08日 07時00分
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2606/08/news027.html