2026年06月16日 16:55 (06月16日 18:24更新)

寄贈した日本刀について学芸員(右)から説明を受ける八名さん(左)
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 岡山市出身の俳優・八名信夫さん(90)が16日、父親から受け継いだ日本刀を備前長船刀剣博物館(瀬戸内市長船町長船)に寄贈した。

 刀は長さ66・6センチ。博物館によると、なかご(持ち手部分)に彫られた銘から江戸前期、肥前国(現在の佐賀、長崎県)の名工藤原忠広の作と推測。刀身の地鉄(じがね)には肥前刀の特徴で、米ぬかをまいたような「小糠(こぬか)肌」が確認できたという。

 八名さんが博物館を訪れ、黒石健太郎市長に贈呈。学芸員から刀の説明を受け、実際に手に取った八名さんは「美しさと重みを感じた。岡山の地で保存して、多くの人に見てもらえたら父も喜んでくれる」と話した。

 60年以上前に亡くなった父・亀億(ひさお)さんが収集した骨董(こっとう)品を近年、整理していたところ、白鞘(さや)に収まる刀を発見。友人の助言を受けて寄贈を決めた。館はさらに詳しい調査や手入れを経て展示を計画する。
(大橋孝平)

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