また今回の研究では、電離した窒素が放つ遠赤外線の輝線「[N II]205μm」も観測され、複数の遠赤外線輝線が比較解析された。これまで広く観測されてきた、電離した炭素が放つ赤外線の輝線「[C II]158μm」は、中性ガスと電離ガスの両方から放射されうるため、その主な起源には曖昧さが残っていたという。しかし今回の観測との比較から、主に中性ガスから放射されていることが初めて直接的に検証された。これにより、蓄積されてきた[C II]観測データを中性ガスの研究に活かす道が開かれたとした。