宇宙空間は完全な空っぽではありません。
真空に近いとはいえ、そこには水素原子などの微粒子がまばらに存在しています。
低速であればほとんど問題にならない粒子でも、光速に近い速度でぶつかれば、強烈な放射線や熱として宇宙船に襲いかかります。
それは乗員や機器にとって致命的なダメージとなり、船体を少しずつ削り、最終的には破壊する可能性もあります。
SFでは、ワープ航法のように光速を超える移動がよく描かれます。
実際、物理学者は、理論上は空間そのものを伸び縮みさせることで、見かけ上の超光速移動が可能になるモデルを提案しています。
しかし、これにも現在の科学では実現不可能なほどのエネルギーが必要だと考えられています。