量子効果で電子を「ワープ」のようにずらす結晶を日本が開発――巨大光電流を鉛フリーで生成

 「電圧をかけなければ、電流は流れない」というのは、中学校の理科で習う電気の基本です。

 電池につないだ豆電球が光るのは、電池が電圧を生み、電子が電球に流れ込むからです。

 ところが、理化学研究所(理研)、東京大学、東北大学、住友化学による共同研究グループが作り上げた、わずか70ナノメートルの極薄結晶は、この理科の「当たり前」が通じません。

 光を当てると量子的な効果が起こり、電子の”居場所”を別の場所にずらすワープのような現象を利用しているからです。

 それでいてこの新素材が記録した光電流の性能指数は、従来の代表的な素材を10倍以上も上回るという驚異的な数字でした。

 さらに不思議なことに、当てる光の色を変えただけで電流の方向が反転するという、普通の電気回路の常識では、ちょっと考えられない現象も確認できました。

 なぜこんなことが可能になったのでしょうか?

 研究内容の詳細は2026年6月22日付の科学雑誌『PNAS(米国科学アカデミー紀要)』にて発表されています。

(以下略、続きはソースでご確認ください)

ナゾロジー 2026.06.26 21:15:38
https://nazology.kusuguru.co.jp/archives/196981