『堤未果の『すばらしい新世界』 スマホで赤ちゃんを注文する日』より#3

堤 未果 4時間前

 若者の血を輸血すれば若返る――。SF映画のあらすじやおとぎ話ではない。実際にシリコンバレーの超富裕層たちは「不老長寿」に巨額の資金を投じ、自らの肉体を実験台にしてまで若返りを図ることに熱狂しているのだ。

 国際ジャーナリストである堤未果氏は、人間の生や死、老いすらもテクノロジーによって操作しようとする世の中の動きについて、1932年にオルダス・ハクスリーによって書かれたディストピア小説『すばらしい新世界』と重ね合わせる。

 ここでは堤氏の『堤未果の『すばらしい新世界』 スマホで赤ちゃんを注文する日』(集英社新書)より一部を抜粋してお届けする。息子の血を自身に輸血して若返ろうとしたある億万長者の「不老作戦」の効果は……。(全4回の3回目/最初から読む)

https://bunshun.jp/articles/-/89796