これまで、ダークマターの存在については「重力理論の不完全さ」で説明できるとする代替理論(修正ニュートン力学など)も存在していました。しかし、Keim氏は今回の成果を紹介したイェール大学のプレスリリースを通じて、「この発見は、ダークマターが通常の物質から独立して振る舞う“物理的な実体”であることを示す強力な証拠を提供するものです」と述べています。
今後は、銀河が衝突した際に取り残された可能性のあるガスを探索するため、新たな望遠鏡などを用いた追跡観測が予定されています。ダークマターを持たない銀河がどのようにして生まれたのか、宇宙の成り立ちに迫るさらなる観測結果が待たれます。