今回の研究では、参加者はドラマを視聴する前と視聴した後の2回、fMRI装置内で主要登場人物8名の顔画像を見た。そしてドラマ視聴後、参加者にはすべての登場人物ペアについて、関係の強さと、友好的か敵対的かの評価を実施した。その評価に基づいて、登場人物同士の関係性を数値化した「人物相関図」のモデルを作成。さらに、視聴前後のfMRIによる脳活動パターンを比較し、どの脳領域の活動パターンがこの人物相関図と対応するのかが、「表象類似性解析」により分析された。

表象類似性解析とは、異なる刺激に対する脳活動パターンが、どの程度似ているのか、または異なるのかを数値化し、心理的・行動的なモデルと比較する解析方法だ。今回の研究では、登場人物同士の関係に関する心理評価と脳活動パターンの対応を調べるために用いられた。