「地球は丸い」と言ってよい。ただし、それは「地球という丸い実体が根本的に存在する」という意味ではない、というのが、ここまでの議論では一番正確です。
整理すると、
観測・測地のレベル:地球はほぼ球形(正確には回転楕円体)と言える。
局所的なレベル:地表は場所ごとに異なる構造を持ち、平面近似も成立する。
ミクロなレベル:岩石・水・原子など、多様な構造があり、「球体」という単純な幾何学形ではない。
存在論的なレベル:「地球」という単一の実体を仮定せず、多数の物質・状態・関係を一つの境界でまとめたマクロな概念と見ることができる。
したがって、
地球は丸いのか?
に対して、
「あるスケールで粗視化すれば、地球は明確に丸い。しかし、実在の最も基礎的な構造が『丸い』わけではない」