>>この仮説の中心にあるのは、生化学反応の速度が外部の磁場によって変化する可能性があるという考え方である。生化学反応では、電子が移動したり組み替わったりすることで化学結合が形成される。その過程で、一時的に結合していない電子の「ラジカル対」が生じることがある。このラジカル対の電子は量子もつれ状態となり、スピンを通じて互いに影響し合うことから、互いのスピン状態によって異なる量子状態を取り、その違いが化学反応の進行速度に影響する。

>>この量子状態は外部の磁場によって変化するため、反応によって生じる物質の量も変わる可能性があると考えられている。つまり理論上、鳥は体内で起こる化学反応の変化を利用して、地球磁場を感知している可能性があるということになる。