幽霊粒子「ニュートリノ」を捕まえる、科学者たちの巨大な実験装置
ニュートリノ研究は、検出不可能と思われた粒子を追う、まるで「幽霊狩り」のような実験から始まった。鉱山の坑内や南極の氷床の奥深くなど、さまざまな場所に観測施設が建設されてきた。

 70年前、物理学者のクライド・コーワンとフレデリック・ライネスは、特注の10トンの検出器を製作し、それを分厚い鉛の壁と濡れた土嚢で囲んだ。
 そして、サウスカロライナ州のサバナ・リバー・プラントにある強力な原子炉の近くに設置した。
 「ポルターガイスト計画(Project Poltergeist)」と名付けられたこの実験は、まるで幽霊を捕まえようとするものだった。

 さらに四半世紀以上前、物理学者たちは、「ベータ崩壊」と呼ばれる放射性壊変の過程で、なぜエネルギーが失われているように見えるのか、頭を悩ませていた。
 何かが足りないことは明らかだったが、それを説明できる既知の物理法則はなかった。
 そして1930年、オーストリアの物理学者ヴォルフガング・パウリが、大胆な解決策を提案した。
 ほとんど検出できない粒子が、失われたエネルギーをひそかに運び去っているというのだ。

(以下略、続きはソースでご確認ください)

Wired 2026.09.13
https://wired.jp/article/inside-experimental-traps-scientists-set-for-neutrinos/