>>19の病名「統合失調症」の人は脳の部位は特定できている
精神疾患を持つ人は自分と他人が触った感覚をうまく区別できない
公開日2025.11.09 12:00:41 SUNDAY
https://nazology.kusuguru.co.jp/archives/187631
たとえば自分で自分の脇腹を触っても、くすぐったくはありません。
けれど他人に同じ場所を触られると、くすぐったく感じます。
これは脳が「自分の動きで起きる感覚」を前もって予測し、その刺激を弱めて処理しているからです。
ところが精神病性障害(統合失調症など)をもつ人の中には、この“自分と他人の感覚の違い”をうまく区別できない人がいます。
これが、自分の声が他人の声に聞こえたり、誰かに体を操られているように感じたりして幻覚を起こすのです。
スウェーデンのリンシェーピン大学(Linköping University)の研究チームは、この「自己と他者の境界」がどの段階で崩れるのかを、脳だけでなく脊髄(せきずい)レベルまで調べました。
その結果、精神病性障害の人では「自分で触った感覚」と「他人に触られた感覚」の違いが、脊髄の段階からすでに曖昧になる傾向が示されました。
この研究の詳細は、2025年7月付けで科学雑誌『Molecular Psychiatry』に掲載されています。