「時の経過」を記憶する人間のミニ脳。分解して混ぜると時間のワープが起きた
公開: 2026-09-09 20:30
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実験室で培養した様々なヒト脳オルガノイド(ミニ脳)Image credit:(Irene Faravelli and Noelia Antón Bolaños
 人間の脳は頭蓋骨に守られているため、生後の成長過程を直接観察することは難しい。そこで米ハーバード大学の研究チームは、実験室で幹細胞から人間の脳オルガノイド(ミニ脳)を培養し、5年を超えて生かし続けることに成功した。
 さらに、若い細胞と古い細胞を分解して混ぜ合わせる実験を行ったところ、古い細胞は自身が過ごした時間を記憶しており、成長段階をスキップして急速に発達する「時間のワープ」を引き起こした。
 細胞そのものが時間を測る時計を持ち、過去の経過を刻み込んでいることが明らかになったのだ。
この研究成果は『Nature』誌(2026年8月19日付)に掲載された。
 人間の脳はおよそ860