東京株式市場で日経平均株価は大幅続伸した。前日の米国株市場でハイテク株が上昇した流れを引き継
ぎ、東京市場でもファナック<6954.T>、東京エレクトロン<8035.T>などのハイテク株に買いが先行した。海
外勢の先物買い戻しも入り、前引けにかけて節目の2万1500円を超えた。後場は為替の落ち着きやアジ
ア株高を支えに高値圏でもみあった。

先週は、欧州中央銀行(ECB)によるユーロ圏の経済見通し引き下げや中国輸出の減少などを受けて
世界景気の減速懸念が広がったが、前日の米国株が6日ぶりに反発して取り引きを終えたことで、ひとまず
安心感が出た。日経平均は今年3番目の上げ幅となった。

前場に3月SQ(特別清算指数)値の2万1348円40銭を超えたことで、海外短期筋による先物の
買い戻しもみられた。

ただ、ここから上の水準を戻していくのは簡単ではないとの見方も出ている。「悲観で下げた反動で上
昇したが、そこまで楽観できるほどではない。いまの材料だけで2万2000円を試すのは難しい」(SM
BC信託銀行のシニアマーケットアナリスト、山口真弘氏)との声が出ていた。