手コキをするときはコンドームを嵌めたうえ、二重にゴム手袋を着けて機械的に上下運動をこなすだけの彼女
イッたあとも対応は変わらず、自分で後処理をしろと冷たい目線をこちらに向けてくる
キスさえもNGな彼女は典型的な金稼ぎ円光少女であり、夜遊びに必要な分だけを集めていたのだろう
他客より色をつけて渡していたこともあってか、プレイ自体は嫌々に見えたがリピートを断られることはなかった
何度となく逢瀬を重ねたのちの夜、普段と異なり酒が入り饒舌に昂ぶっていた自分は「本番はできるのか?」と、冗談交じりに探ってみた
SNS上でのやり取りからは明るく元気の良い彼女、実際に出会うと虚ろ目な表情で無表情な美兎
二面性のある彼女を相手に、どう攻めれば本当の美兎を俺に見せてくれるのか気になったのだ
あわよくば、この女を俺だけのものにしたいと思っていた


目覚めると俺は全裸でどことも知らぬ川の土手に寝転がっていた
思い出せたのは「リラックスできるから」と、普段は無口な彼女がこの日だけ焚いていたラベンダーアロマの仄かな香り
そして、いつのまに付けたガスマスク越しに見せた笑顔だけだった