ビンニキはロモの想像を遥かに上回る速度で震えていた
周囲の小便は飛び散り、音速を超え、ロモの心の臓を貫いた
アンモニア臭で支配されたフロア
あの夜、ロモは生身を失った

ロモの体躯は機械と化し
ビンニキは禿げ散らかし
最愛の想い人を泣かした
二度と人を殺めないと恋人に誓ったビンニキ
プレゼントされたサクセス育毛トニック
二人の愛には存在しないトリック

ロモ・サイボーグは手下を電子掲示板へ送り込むが
羽虫を払うかの如くラップバトルで捩じ伏せる
ー これは唯ひとつの愛を信じぬいた男のサクセスストーリー ー