俺「お、俺!先生のことが好きなんです!先生としてとかそういうんじゃなくて…!」
馬「…ばあちゃる君は俺君の先生です。君を正しい道に導く義務がある。忘れた方がいいっすよ きっと気の迷いっすから」

そう言う先生の表情は伺い知れない。
先生は俺に背を向けこの場を立ち去ろうと足を踏み出そうとした。
このまま行かせてしまったら一生後悔する、そんな衝動に駆られて手を伸ばす。

俺「──っ!断るならっ!ちゃんと嫌いって言ってください!トイレでこんなことして気持ち悪い!同性同士なんて考えられないってはっきり言って下さい!」
馬「俺君…離して下さい この話はもうやめにしましょう」

思わず掴み取ってしまった先生の腕に、俺はさらに力を込めた。
俯きながら震える口で言葉を紡ぐ。視界が滲んで何も見えなくなってきた。

俺「ただ一言…嫌いだって言ってくれれば、それで…」