春の目覚め作戦
ヨーロッパにおける第二次世界大戦の終結を二か月後に控えた1945年3月、ドイツ軍はハンガリー戦域において、この戦争で事実上最後となる大規模攻勢を開始した。
作戦の秘匿名は「春の目覚め作戦(オペラツィオン・フリューリングスエルヴァッヘン)」。その名が示す通り、敗色濃厚となったドイツ軍が、唯一残った戦略規模での戦車部隊を投入し、起死回生の望みを託して、春の到来と共に実施した総攻撃だった。