今の関根の仕事は人気YouTuberや事務所社長への枕営業が主になっていた。
seegoへの依頼や、多角展開した事業の赤字を関根はその妖艶な身体を使い埋め合わせ、なんとか倒産を免れている状況だった。
資金提供をしてくれていたタニタは過去の炎上と毎日投稿ブランドの消失を理由にmegwin TVを見限り、その為に新しい出資を得る為に関根は苦渋の決断を自らに下したのだった。
AV業界から好条件での誘いもあったが、今まで応援してくれていたファンを裏切る事になると考えた関根は、ライバルだった人間達に身体を好きにさせる方を選んだ。

チョイチョイチョーイ
パンパン、パンパン
夜のuuum事務所に定期的な乾いた音が響き、しばらくすると囁く声が微かに聞こえるだけになった。

「メグさん、もう事業もYouTubeも辞めて俺だけのMegwinになりませんか?」
「いいよーって、チガーウチガウ。Megwinは馬主になるまで事業をやめませーん」
「こんなこと続けてたら、メグさん馬主どころか雄豚になっちゃいますよ」
「それでも、俺は俺が俺にオンデマンドし続けなきゃいけないからさ」
「メグさん...くそッ可愛い!」
「チョイチョーイ、まだやるの?死ぬぜぇ?」
「トゥデイズ、ヒカキンポイン...100!」

この日、ばんのけは登録者数が70万人を突破し、ファルメテは100万人を突破した。
その傍でdチャンネルはひっそりとYouTuber活動の幕を降ろした。