探検


【バーチャルYouTuber】.LIVEアイドル部アンチスレ#3641【アップランド】

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1名無しさん@お腹いっぱい。
垢版 |
2019/01/13(日) 19:27:18.92
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・スレを立てるときは先頭に「!extend:none:none:BLS:512」を三行いれよう

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【バーチャルYouTuber】.LIVEアイドル部アンチスレ#3640【アップランド】
http://egg.5ch.net/test/read.cgi/streaming/1547368959/
VIPQ2_EXTDAT: none:none:V:512:----: EXT was configured
https://twitter.com/5chan_nel (5ch newer account)
2019/01/13(日) 19:35:20.73
>>64
クスクス
71名無しさん@お腹いっぱい。
垢版 |
2019/01/13(日) 19:35:33.58
>>43
なとりのノシ終わったら配信閉じるからそんな事知らんが?
2019/01/13(日) 19:35:36.03
>>64
クスクス
2019/01/13(日) 19:35:38.21
なとりはファンもクソだな
2019/01/13(日) 19:35:39.63
汚染米が汚染米たる所以
ただでさえなとりは持ちネタねーのにアホだろ
2019/01/13(日) 19:35:42.42
>>69
ガイジに構うな
2019/01/13(日) 19:35:47.21
>>58
どうせなとりもウケてラッキーくらいにしか思ってないのにな
前なんて汚いおほぉ〜まで自分で宣伝してたし
2019/01/13(日) 19:35:47.74
>>69
アスペさん!?
でも内容が笑えるから許すわw
2019/01/13(日) 19:35:52.42
たまのソニックが山田勝己になるやつ草
2019/01/13(日) 19:35:55.14
>>69
なわけねーだろカス
2019/01/13(日) 19:36:03.55
やっぱ汚染米って糞だわ
2019/01/13(日) 19:36:09.40
くちゅっん!
すまんくしゃみでた
2019/01/13(日) 19:36:10.00
スパッツの件といい今回のことといい
自治厨は害悪でしかないことは容易にわかる
2019/01/13(日) 19:36:17.23
>>43
それyoutubeコメントにも書いてあったぞ
2019/01/13(日) 19:36:19.28
>>68
ほんそれ
俺思わず配信後のチャットで「くしゃみ通報した」って言ってたやつを通報してしまったわ
2019/01/13(日) 19:36:23.57
オリオンズとは違う方向でダメだな汚染米
2019/01/13(日) 19:36:23.84
>>73
もってなんや
なとりもクソってことか?
2019/01/13(日) 19:36:25.94
いや、シロさんがいなくてもこのスレは何も困りませんw
2019/01/13(日) 19:36:27.01
米粒ってそんなことしてんの?
2019/01/13(日) 19:36:37.81
あいつらは閉じコンになる方が自分らに都合が良いからな
2019/01/13(日) 19:36:38.11
>>84
俺もしとくわ
2019/01/13(日) 19:36:43.99
なとり「さてくしゃみ切り抜かれてるはずだしどれぐらい伸びてますかねぇ〜」

汚染米「やめーや」
汚染米「なとなとが可哀想だろ」
汚染米「消せ」

なとり「」
2019/01/13(日) 19:36:44.87
https://i.imgur.com/HMJoys8.jpg
これなに?
2019/01/13(日) 19:36:45.15
おほぉ〜とかは自分で宣伝してたけど配信に男の声疑惑の時は自分の声ですよとかいったその配信で意図的にその声出しまくってたなとり
2019/01/13(日) 19:36:47.23
空想を逞うした。恋が成立って、神楽坂あたりの小待合に連れて行って、人目を忍んで楽しんだらどう……。
細君に知れずに、二人近郊を散歩したらどう……。いや、それどころではない、その時、細君が懐妊しておっ
たから、不図難産して死ぬ、その後にその女を入れるとしてどうであろう。……平気で後妻に入れることが出
来るだろうかどうかなどと考えて歩いた。 神戸の女学院の生徒で、生れは備中の新見町で、渠の著作の崇拝
者で、名を横山芳子という女から崇拝の情を以て充された一通の手紙を受取ったのはその頃であった。竹中古
城と謂えば、美文的小説を書いて、多少世間に聞えておったので、地方から来る崇拝者渇仰者の手紙はこれま
でにも随分多かった。やれ文章を直してくれの、弟子にしてくれのと一々取合ってはいられなかった。だから
その女の手紙を受取っても、別に返事を出そうとまでその好奇心は募らなかった。けれど同じ人の熱心なる手
紙を三通まで貰っては、さすがの時雄も注意をせずにはいられなかった。年は十九だそうだが、手紙の文句か
ら推して、その表情の巧みなのは驚くべきほどで、いかなることがあっても先生の門下生になって、一生文学
に従事したいとの切なる願望。文字は走り書のすらすらした字で、余程ハイカラの女らしい。返事を書いたの
は、例の工場の二階の室で、その日は毎日の課業の地理を二枚書いて止して、長い数尺に余る手紙を芳子に送
った。その手紙には女の身として文学に携わることの不心得、女は生理的に母たるの義務を尽さなければなら
ぬ理由、処女にして文学者たるの危険などを縷々として説いて、幾らか罵倒的の文辞をも陳べて、これならも
う愛想をつかして断念めて了うであろうと時雄は思って微笑した。そして本箱の中から岡山県の地図を捜して
、阿哲郡新見町の所在を研究した。山陽線から高梁川の谷を遡って奥十数里、こんな山の中にもこんなハイカ
ラの女があるかと思うと、それでも何となくなつかしく、時雄はその附近の地形やら山やら川やらを仔細に見
た。 で、これで返辞をよこすまいと思ったら、それどころか、四日目には更に厚い封書が届いて、紫インキ
で、青い罫の入った西洋紙に横に細字で三枚、どうか将来見捨てずに弟子にしてくれという意味が返す返すも
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にその恋の神聖なるを神懸けて誓った。故郷の親達は、学生の身で、ひそかに男と嵯峨に遊んだのは、既にそ
の精神の堕落であると云ったが、決してそんな汚れた行為はない。互に恋を自覚したのは、寧ろ京都で別れて
からで、東京に帰って来てみると、男から熱烈なる手紙が来ていた。それで始めて将来の約束をしたような次
第で、決して罪を犯したようなことは無いと女は涙を流して言った。時雄は胸に至大の犠牲を感じながらも、
その二人の所謂神聖なる恋の為めに力を尽すべく余儀なくされた。 時雄は悶えざるを得なかった。わが愛す
るものを奪われたということは甚だしくその心を暗くした。元より進んでその女弟子を自分の恋人にする考は
無い。そういう明らかな定った考があれば前に既に二度までも近寄って来た機会を攫むに於て敢て躊躇すると
ころは無い筈だ。けれどその愛する女弟子、淋しい生活に美しい色彩を添え、限りなき力を添えてくれた芳子
を、突然人の奪い去るに任すに忍びようか。機会を二度まで攫むことは躊躇したが、三度来る機会、四度来る
機会を待って、新なる運命と新なる生活を作りたいとはかれの心の底の底の微かなる願であった。時雄は悶え
た、思い乱れた。妬みと惜しみと悔恨との念が一緒になって旋風のように頭脳の中を回転した。師としての道
義の念もこれに交って、益※(二の字点、1-2-22)炎を熾んにした。わが愛する女の幸福の為めという
犠牲の念も加わった。で、夕暮の膳の上の酒は夥しく量を加えて、泥鴨の如く酔って寝た。 あくる日は日曜
日の雨、裏の森にざんざん降って、時雄の為めには一倍に侘しい。欅の古樹に降りかかる雨の脚、それが実に
長く、限りない空から限りなく降っているとしか思われない。時雄は読書する勇気も無い、筆を執る勇気もな
い。もう秋で冷々と背中の冷たい籐椅子に身を横えつつ、雨の長い脚を見ながら、今回の事件からその身の半
生のことを考えた。かれの経験にはこういう経験が幾度もあった。一歩の相違で運命の唯中に入ることが出来
ずに、いつも圏外に立たせられた淋しい苦悶、その苦しい味をかれは常に味った。文学の側でもそうだ、社会
の側でもそうだ。恋、恋、恋、今になってもこんな消極的な運命に漂わされているかと思うと、その身の意気
地なしと運命のつたないことがひしひしと胸に迫った。ツルゲネーフのいわゆる Superfluous
2019/01/13(日) 19:36:50.69
>>76
おほぉ〜とびったびたぁはほちょ汚いよな
それがいいんだよ
2019/01/13(日) 19:36:53.44
>>89
これな
2019/01/13(日) 19:36:55.18
>>83
やべえだろもう…
98名無しさん@お腹いっぱい。
垢版 |
2019/01/13(日) 19:37:00.37
>>45
人気がなくなるから終わるんだよ
2019/01/13(日) 19:37:06.24
君は手紙を読終って巻きかえしながら、「出て来たのですね」「うむ」「ずっと東京に居るんでしょうか」「
手紙に書いてあるじゃないか、すぐ帰すッて……」「帰るでしょうか」「そんなこと誰が知るものか」 夫の
語気が烈しいので、細君は口を噤んで了った。少時経ってから、「だから、本当に厭さ、若い娘の身で、小説
家になるなんぞッて、望む本人も本人なら、よこす親達も親達ですからね」「でも、お前は安心したろう」と
言おうとしたが、それは止して、「まア、そんなことはどうでも好いさ、どうせお前達には解らんのだから…
…それよりも酌でもしたらどうだ」 温順な細君は徳利を取上げて、京焼の盃に波々と注ぐ。 時雄は頻りに
酒を呷った。酒でなければこの鬱を遣るに堪えぬといわぬばかりに。三本目に、妻は心配して、「この頃はど
うか為ましたね」「何故?」「酔ってばかりいるじゃありませんか」「酔うということがどうかしたのか」「
そうでしょう、何か気に懸ることがあるからでしょう。芳子さんのことなどはどうでも好いじゃありませんか
」「馬鹿!」 と時雄は一喝した。 細君はそれにも懲りずに、「だって、余り飲んでは毒ですよ、もう好い
加減になさい、また手水場にでも入って寝ると、貴郎は大きいから、私と、お鶴(下女)の手ぐらいではどう
にもなりやしませんからさ」「まア、好いからもう一本」 で、もう一本を半分位飲んだ。もう酔は余程廻っ
たらしい。顔の色は赤銅色に染って眼が少しく据っていた。急に立上って、「おい、帯を出せ!」「何処へい
らっしゃる」「三番町まで行って来る」「姉の処?」「うむ」「およしなさいよ、危ないから」「何アに大丈
夫だ、人の娘を預って監督せずに投遣にしてはおかれん。男がこの東京に来て一緒に歩いたり何かしているの
を見ぬ振をしてはおかれん。田川(姉の家の姓)に預けておいても不安心だから、今日、行って、早かったら
、芳子を家に連れて来る。二階を掃除しておけ」「家に置くんですか、また……」「勿論」 細君は容易に帯
と着物とを出そうともせぬので、「よし、よし、着物を出さんのなら、これで好い」と、白地の単衣に唐縮緬
の汚れたへこ帯、帽子も被らずに、そのままに急いで戸外へ出た。「今出しますから……本当に困って了う」
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のとで、上京しても無駄であると云って出て来なかった。 時雄は今、芳子の手紙に対して考えた。 二人の
状態は最早一刻も猶予すべからざるものとなっている。時雄の監督を離れて二人一緒に暮したいという大胆な
言葉、その言葉の中には警戒すべき分子の多いのを思った。いや、既に一歩を進めているかも知れぬと思った
。又一面にはこれほどその為めに尽力しているのに、その好意を無にして、こういう決心をするとは義理知ら
ず、情知らず、勝手にするが好いとまで激した。 時雄は胸の轟きを静める為め、月朧なる利根川の堤の上を
散歩した。月が暈を帯びた夜は冬ながらやや暖かく、土手下の家々の窓には平和な燈火が静かに輝いていた。
川の上には薄い靄が懸って、おりおり通る船の艫の音がギイと聞える。下流でおーいと渡しを呼ぶものがある
。舟橋を渡る車の音がとどろに響いてそして又一時静かになる。時雄は土手を歩きながら種々のことを考えた
。芳子のことよりは一層痛切に自己の家庭のさびしさということが胸を往来した。三十五六歳の男女の最も味
うべき生活の苦痛、事業に対する煩悩、性慾より起る不満足等が凄じい力でその胸を圧迫した。芳子はかれの
為めに平凡なる生活の花でもあり又糧でもあった。芳子の美しい力に由って、荒野の如き胸に花咲き、錆び果
てた鐘は再び鳴ろうとした。芳子の為めに、復活の活気は新しく鼓吹された。であるのに再び寂寞荒涼たる以
前の平凡なる生活にかえらなければならぬとは……。不平よりも、嫉妬よりも、熱い熱い涙がかれの頬を伝っ
た。 かれは真面目に芳子の恋とその一生とを考えた。二人同棲して後の倦怠、疲労、冷酷を自己の経験に照
らしてみた。そして一たび男子に身を任せて後の女子の境遇の憐むべきを思い遣った。自然の最奥に秘める暗
黒なる力に対する厭世の情は今彼の胸を簇々として襲った。 真面目なる解決を施さなければならぬという気
になった。今までの自分の行為の甚だ不自然で不真面目であるのに思いついた。時雄はその夜、備中の山中に
ある芳子の父母に寄する手紙を熱心に書いた。芳子の手紙をその中に巻込んで、二人の近況を詳しく記し、最
後に、父たる貴下と師たる小生と当事者たる二人と相対して、此の問題を真面目に議すべき時節到来せりと存
候、貴下は父としての主張あるべく、芳子は芳子としての自由あるべく、小生また師としての意見有之候、御
100名無しさん@お腹いっぱい。
垢版 |
2019/01/13(日) 19:37:11.23
なとりのくしゃみごときで争い起きるの草なんだがw馬鹿かな?
2019/01/13(日) 19:37:21.67
別にシロ嫌いじゃないけどシロの話題で荒れるのは馬鹿馬鹿しい
2019/01/13(日) 19:37:27.45
んでくれても好いと思います。恋とはこう苦しいものかと今つくづく思い当りました。先生、私は決心致しま
した。聖書にも女は親に離れて夫に従うと御座います通り、私は田中に従おうと存じます。田中は未だに生活
のたつきを得ませず、準備した金は既に尽き、昨年の暮れは、うらぶれの悲しい生活を送ったので御座います
。私はもう見ているに忍びません。国からの補助を受けませんでも、私等は私等二人で出来るまでこの世に生
きてみようと思います。先生に御心配を懸けるのは、まことに済みません。監督上、御心配なさるのも御尤も
です。けれど折角先生があのように私等の為めに国の父母をお説き下すったにも係らず、父母は唯無意味に怒
ってばかりいて、取合ってくれませんのは、余りと申せば無慈悲です、勘当されても為方が御座いません。堕
落々々と申して、殆ど歯せぬばかりに申しておりますが、私達の恋はそんなに不真面目なもので御座いましょ
うか。それに、家の門地々々と申しますが、私は恋を父母の都合によって致すような旧式の女でないことは先
生もお許し下さるでしょう。先生、私は決心致しました。昨日上野図書館で女の見習生が入用だという広告が
ありましたから、応じてみようと思います。二人して一生懸命に働きましたら、まさかに餓えるようなことも
御座いますまい。先生のお家にこうして居ますればこそ、先生にも奥様にも御心配を懸けて済まぬので御座い
ます。どうか先生、私の決心をお許し下さい。芳子先生 おんもとへ 恋の力は遂に二人を深い惑溺の淵に沈
めたのである。時雄はもうこうしてはおかれぬと思った。時雄が芳子の歓心を得る為めに取った「温情の保護
者」としての態度を考えた。備中の父親に寄せた手紙、その手紙には、極力二人の恋を庇保して、どうしても
この恋を許して貰わねばならぬという主旨であった。時雄は父母の到底これを承知せぬことを知っていた。寧
ろ父母の極力反対することを希望していた。父母は果して極力反対して来た。言うことを聞かぬなら勘当する
とまで言って来た。二人はまさに受くべき恋の報酬を受けた。時雄は芳子の為めに飽まで弁明し、汚れた目的
の為めに行われたる恋でないことを言い、父母の中一人、是非出京してこの問題を解決して貰いたいと言い送
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泥酔して厠に寝たり、地上に横たわったりした人とは思われない。さればと言って、時雄はわざとそういう態
度にするのではない、女に対っている刹那――その愛した女の歓心を得るには、いかなる犠牲も甚だ高価に過
ぎなかった。 で、芳子は師を信頼した。時期が来て、父母にこの恋を告ぐる時、旧思想と新思想と衝突する
ようなことがあっても、この恵深い師の承認を得さえすればそれで沢山だとまで思った。 九月は十月になっ
た。さびしい風が裏の森を鳴らして、空の色は深く碧く、日の光は透通った空気に射渡って、夕の影が濃くあ
たりを隈どるようになった。取り残した芋の葉に雨は終日降頻って、八百屋の店には松茸が並べられた。垣の
虫の声は露に衰えて、庭の桐の葉も脆くも落ちた。午前の中の一時間、九時より十時までを、ツルゲネーフの
小説の解釈、芳子は師のかがやく眼の下に、机に斜に坐って、「オン、ゼ、イブ」の長い長い物語に耳を傾け
た。エレネの感情に烈しく意志の強い性格と、その悲しい悲壮なる末路とは如何にかの女を動かしたか。芳子
はエレネの恋物語を自分に引くらべて、その身を小説の中に置いた。恋の運命、恋すべき人に恋する機会がな
く、思いも懸けぬ人にその一生を任した運命、実際芳子の当時の心情そのままであった。須磨の浜で、ゆくり
なく受取った百合の花の一葉の端書、それがこうした運命になろうとは夢にも思い知らなかったのである。 
雨の森、闇の森、月の森に向って、芳子はさまざまにその事を思った。京都の夜汽車、嵯峨の月、膳所に遊ん
だ時には湖水に夕日が美しく射渡って、旅館の中庭に、萩が絵のように咲乱れていた。その二日の遊は実に夢
のようであったと思った。続いてまだその人を恋せぬ前のこと、須磨の海水浴、故郷の山の中の月、病気にな
らぬ以前、殊にその時の煩悶を考えると、頬がおのずから赧くなった。 空想から空想、その空想はいつか長
い手紙となって京都に行った。京都からも殆ど隔日のように厚い厚い封書が届いた。書いても書いても尽くさ
れぬ二人の情――余りその文通の頻繁なのに時雄は芳子の不在を窺って、監督という口実の下にその良心を抑
えて、こっそり机の抽出やら文箱やらをさがした。捜し出した二三通の男の手紙を走り読みに読んだ。 恋人
のするような甘ったるい言葉は到る処に満ちていた。けれど時雄はそれ以上にある秘密を捜し出そうと苦心し
2019/01/13(日) 19:37:28.60
ガイジ〜😭😭😭
2019/01/13(日) 19:37:37.88
>>87
このスレは困らなくてもアイドル部は困るよね?
2019/01/13(日) 19:37:41.80
>>83
ほんとに書いてあって草
頭おかしいよ…
2019/01/13(日) 19:37:45.58
>>92
なんで3Dになったら時給増えるんだよw
2019/01/13(日) 19:37:45.81
王がトイレに行ったら喜ぶ騎士団
なとりのくしゃみの切り抜きにマジギレする米粒
2019/01/13(日) 19:37:46.21
家になるなんぞッて、望む本人も本人なら、よこす親達も親達ですからね」「でも、お前は安心したろう」と
言おうとしたが、それは止して、「まア、そんなことはどうでも好いさ、どうせお前達には解らんのだから…
…それよりも酌でもしたらどうだ」 温順な細君は徳利を取上げて、京焼の盃に波々と注ぐ。 時雄は頻りに
酒を呷った。酒でなければこの鬱を遣るに堪えぬといわぬばかりに。三本目に、妻は心配して、「この頃はど
うか為ましたね」「何故?」「酔ってばかりいるじゃありませんか」「酔うということがどうかしたのか」「
そうでしょう、何か気に懸ることがあるからでしょう。芳子さんのことなどはどうでも好いじゃありませんか
」「馬鹿!」 と時雄は一喝した。 細君はそれにも懲りずに、「だって、余り飲んでは毒ですよ、もう好い
加減になさい、また手水場にでも入って寝ると、貴郎は大きいから、私と、お鶴(下女)の手ぐらいではどう
にもなりやしませんからさ」「まア、好いからもう一本」 で、もう一本を半分位飲んだ。もう酔は余程廻っ
たらしい。顔の色は赤銅色に染って眼が少しく据っていた。急に立上って、「おい、帯を出せ!」「何処へい
らっしゃる」「三番町まで行って来る」「姉の処?」「うむ」「およしなさいよ、危ないから」「何アに大丈
夫だ、人の娘を預って監督せずに投遣にしてはおかれん。男がこの東京に来て一緒に歩いたり何かしているの
を見ぬ振をしてはおかれん。田川(姉の家の姓)に預けておいても不安心だから、今日、行って、早かったら
、芳子を家に連れて来る。二階を掃除しておけ」「家に置くんですか、また……」「勿論」 細君は容易に帯
と着物とを出そうともせぬので、「よし、よし、着物を出さんのなら、これで好い」と、白地の単衣に唐縮緬
の汚れたへこ帯、帽子も被らずに、そのままに急いで戸外へ出た。「今出しますから……本当に困って了う」
という細君の声が後に聞えた。 夏の日はもう暮れ懸っていた。矢来の酒井の森には烏の声が喧しく聞える。
どの家でも夕飯が済んで、門口に若い娘の白い顔も見える。ボールを投げている少年もある。官吏らしい鰌髭
の紳士が庇髪の若い細君を伴れて、神楽坂に散歩に出懸けるのにも幾組か邂逅した。時雄は激昂した心と泥酔
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した時、女の移香が鼻を撲ったので、時雄は変な気になった。 午後二時頃には一室が一先ず整頓した。「ど
うです、此処も居心は悪くないでしょう」時雄は得意そうに笑って、「此処に居て、まア緩くり勉強するです
。本当に実際問題に触れてつまらなく苦労したって為方がないですからねえ」「え……」と芳子は頭を垂れた
。「後で詳しく聞きましょうが、今の中は二人共じっとして勉強していなくては、為方がないですからね」「
え……」と言って、芳子は顔を挙げて、「それで先生、私達もそう思って、今はお互に勉強して、将来に希望
を持って、親の許諾をも得たいと存じておりますの!」「それが好いです。今、余り騒ぐと、人にも親にも誤
解されて了って、折角の真面目な希望も遂げられなくなりますから」「ですから、ね、先生、私は一心になっ
て勉強しようと思いますの。田中もそう申しておりました。それから、先生に是非お目にかかってお礼を申上
げなければ済まないと申しておりましたけれど……よく申上げてくれッて……」「いや……」 時雄は芳子の
言葉の中に、「私共」と複数を遣うのと、もう公然許嫁の約束でもしたかのように言うのとを不快に思った。
まだ、十九か二十の妙齢の処女が、こうした言葉を口にするのを怪しんだ。時雄は時代の推移ったのを今更の
ように感じた。当世の女学生気質のいかに自分等の恋した時代の処女気質と異っているかを思った。勿論、こ
の女学生気質を時雄は主義の上、趣味の上から喜んで見ていたのは事実である。昔のような教育を受けては、
到底今の明治の男子の妻としては立って行かれぬ。女子も立たねばならぬ、意志の力を十分に養わねばならぬ
とはかれの持論である。この持論をかれは芳子に向っても尠からず鼓吹した。けれどこの新派のハイカラの実
行を見てはさすがに眉を顰めずにはいられなかった。 男からは国府津の消印で帰途に就いたという端書が着
いて翌日三番町の姉の家から届けて来た。居間の二階には芳子が居て、呼べば直ぐ返事をして下りて来る。食
事には三度三度膳を並べて団欒して食う。夜は明るい洋燈を取巻いて、賑わしく面白く語り合う。靴下は編ん
でくれる。美しい笑顔を絶えず見せる。時雄は芳子を全く占領して、とにかく安心もし満足もした。細君も芳
子に恋人があるのを知ってから、危険の念、不安の念を全く去った。 芳子は恋人に別れるのが辛かった。成
2019/01/13(日) 19:37:46.98
>>43
じゃあ次はクシャミコメするか
2019/01/13(日) 19:38:06.71
>>104
いや、シロさんがいなくてもこのスレは何も困りませんw
2019/01/13(日) 19:38:06.80
、怒った容とか笑った容とか、三種、四種位しかその感情を表わすことが出来なかったが、今では情を巧に顔
に表わす女が多くなった。芳子もその一人であると時雄は常に思った。 芳子と時雄との関係は単に師弟の間
柄としては余りに親密であった。この二人の様子を観察したある第三者の女の一人が妻に向って、「芳子さん
が来てから時雄さんの様子はまるで変りましたよ。二人で話しているところを見ると、魂は二人ともあくがれ
渡っているようで、それは本当に油断がなりませんよ」と言った。他から見れば、無論そう見えたに相違なか
った。けれど二人は果してそう親密であったか、どうか。 若い女のうかれ勝な心、うかれるかと思えばすぐ
沈む。些細なことにも胸を動かし、つまらぬことにも心を痛める。恋でもない、恋でなくも無いというような
やさしい態度、時雄は絶えず思い惑った。道義の力、習俗の力、機会一度至ればこれを破るのは帛を裂くより
も容易だ。唯、容易に来らぬはこれを破るに至る機会である。 この機会がこの一年の間に尠くとも二度近寄
ったと時雄は自分だけで思った。一度は芳子が厚い封書を寄せて、自分の不束なこと、先生の高恩に報ゆるこ
とが出来ぬから自分は故郷に帰って農夫の妻になって田舎に埋れて了おうということを涙交りに書いた時、一
度は或る夜芳子が一人で留守番をしているところへゆくりなく時雄が行って訪問した時、この二度だ。初めの
時は時雄はその手紙の意味を明かに了解した。その返事をいかに書くべきかに就いて一夜眠らずに懊悩した。
穏かに眠れる妻の顔、それを幾度か窺って自己の良心のいかに麻痺せるかを自ら責めた。そしてあくる朝贈っ
た手紙は、厳乎たる師としての態度であった。二度目はそれから二月ほど経った春の夜、ゆくりなく時雄が訪
問すると、芳子は白粉をつけて、美しい顔をして、火鉢の前にぽつねんとしていた。「どうしたの」と訊くと
、「お留守番ですの」「姉は何処へ行った?」「四谷へ買物に」 と言って、じっと時雄の顔を見る。いかに
も艶かしい。時雄はこの力ある一瞥に意気地なく胸を躍らした。二語三語、普通のことを語り合ったが、その
平凡なる物語が更に平凡でないことを互に思い知ったらしかった。この時、今十五分も一緒に話し合ったなら
3e6cc8886f
たらしい。顔の色は赤銅色に染って眼が少しく据っていた。急に立上って、「おい、帯を出せ!」「何処へい
らっしゃる」「三番町まで行って来る」「姉の処?」「うむ」「およしなさいよ、危ないから」「何アに大丈
夫だ、人の娘を預って監督せずに投遣にしてはおかれん。男がこの東京に来て一緒に歩いたり何かしているの
を見ぬ振をしてはおかれん。田川(姉の家の姓)に預けておいても不安心だから、今日、行って、早かったら
、芳子を家に連れて来る。二階を掃除しておけ」「家に置くんですか、また……」「勿論」 細君は容易に帯
と着物とを出そうともせぬので、「よし、よし、着物を出さんのなら、これで好い」と、白地の単衣に唐縮緬
の汚れたへこ帯、帽子も被らずに、そのままに急いで戸外へ出た。「今出しますから……本当に困って了う」
という細君の声が後に聞えた。 夏の日はもう暮れ懸っていた。矢来の酒井の森には烏の声が喧しく聞える。
どの家でも夕飯が済んで、門口に若い娘の白い顔も見える。ボールを投げている少年もある。官吏らしい鰌髭
の紳士が庇髪の若い細君を伴れて、神楽坂に散歩に出懸けるのにも幾組か邂逅した。時雄は激昂した心と泥酔
した身体とに烈しく漂わされて、四辺に見ゆるものが皆な別の世界のもののように思われた。両側の家も動く
よう、地も脚の下に陥るよう、天も頭の上に蔽い冠さるように感じた。元からさ程強い酒量でないのに、無闇
にぐいぐいと呷ったので、一時に酔が発したのであろう。ふと露西亜の賤民の酒に酔って路傍に倒れて寝てい
るのを思い出した。そしてある友人と露西亜の人間はこれだから豪い、惑溺するなら飽まで惑溺せんければ駄
目だと言ったことを思いだした。馬鹿な! 恋に師弟の別があって堪るものかと口へ出して言った。 中根坂
を上って、士官学校の裏門から佐内坂の上まで来た頃は、日はもうとっぷりと暮れた。白地の浴衣がぞろぞろ
と通る。煙草屋の前に若い細君が出ている。氷屋の暖簾が涼しそうに夕風に靡く。時雄はこの夏の夜景を朧げ
に眼には見ながら、電信柱に突当って倒れそうにしたり、浅い溝に落ちて膝頭をついたり、職工体の男に、「
酔漢奴! しっかり歩け!」と罵られたりした。急に自ら思いついたらしく、坂の上から右に折れて、市ヶ谷
八幡の境内へと入った。境内には人の影もなく寂寞としていた。大きい古い欅の樹と松の樹とが蔽い冠さって
2019/01/13(日) 19:38:13.53
自警団叩いてるけど
3D化おめでとうコメを探して叩いてたここも変わらんからな
2019/01/13(日) 19:38:21.47
>>92
こんなアカウントないぞ
2019/01/13(日) 19:38:22.93
汚染米発狂で草
2019/01/13(日) 19:38:23.51
つを選ばんければならん。君は君の愛する女を君の為めに山の中に埋もらせるほどエゴイスチックな人間じゃ
ありますまい。君は宗教に従事することが今度の事件の為めに厭になったと謂うが、それは一種の考えで、君
は忍んで、京都に居りさえすれば、万事円満に、二人の間柄も将来希望があるのですから」「よう解っており
ます……」「けれど出来んですか」「どうも済みませんけど……制服も帽子も売ってしもうたで、今更帰るに
も帰れまえんという次第で……」「それじゃ芳子を国に帰すですか」 かれは黙っている。「国に言って遣り
ましょうか」 矢張黙っていた。「私の東京に参りましたのは、そういうことには寧ろ関係しない積でおます
。別段こちらに居りましても、二人の間にはどうという……」「それは君はそう言うでしょう。けれど、それ
では私は監督は出来ん。恋はいつ惑溺するかも解らん」「私はそないなことは無いつもりですけどナ」「誓い
得るですか」「静かに、勉強して行かれさえすれァナ、そないなことありませんけどナ」「だから困るのです
」 こういう会話――要領を得ない会話を繰返して長く相対した。時雄は将来の希望という点、男子の犠牲と
いう点、事件の進行という点からいろいろさまざまに帰国を勧めた。時雄の眼に映じた田中秀夫は、想像した
ような一箇秀麗な丈夫でもなく天才肌の人とも見えなかった。麹町三番町通の安旅人宿、三方壁でしきられた
暑い室に初めて相対した時、先ずかれの身に迫ったのは、基督教に養われた、いやに取澄ました、年に似合わ
ぬ老成な、厭な不愉快な態度であった。京都訛の言葉、色の白い顔、やさしいところはいくらかはあるが、多
い青年の中からこうした男を特に選んだ芳子の気が知れなかった。殊に時雄が最も厭に感じたのは、天真流露
という率直なところが微塵もなく、自己の罪悪にも弱点にも種々の理由を強いてつけて、これを弁解しようと
する形式的態度であった。とは言え、実を言えば、時雄の激しい頭脳には、それがすぐ直覚的に明かに映った
と云うではなく、座敷の隅に置かれた小さい旅鞄や憐れにもしおたれた白地の浴衣などを見ると、青年空想の
昔が思い出されて、こうした恋の為め、煩悶もし、懊悩もしているかと思って、憐憫の情も起らぬではなかっ
8c8e5c0f9b
女の恋の上の悲哀でもなく、人生の最奥に秘んでいるある大きな悲哀だ。行く水の流、咲く花の凋落、この自
然の底に蟠れる抵抗すべからざる力に触れては、人間ほど儚い情ないものはない。 汪然として涙は時雄の鬚
面を伝った。 ふとある事が胸に上った。時雄は立上って歩き出した。もう全く夜になった。境内の処々に立
てられた硝子燈は光を放って、その表面の常夜燈という三字がはっきり見える。この常夜燈という三字、これ
を見てかれは胸を衝いた。この三字をかれは曽て深い懊悩を以て見たことは無いだろうか。今の細君が大きい
桃割に結って、このすぐ下の家に娘で居た時、渠はその微かな琴の音の髣髴をだに得たいと思ってよくこの八
幡の高台に登った。かの女を得なければ寧そ南洋の植民地に漂泊しようというほどの熱烈な心を抱いて、華表
、長い石階、社殿、俳句の懸行燈、この常夜燈の三字にはよく見入って物を思ったものだ。その下には依然た
る家屋、電車の轟こそおりおり寂寞を破って通るが、その妻の実家の窓には昔と同じように、明かに燈の光が
輝いていた。何たる節操なき心ぞ、僅かに八年の年月を閲したばかりであるのに、こうも変ろうとは誰が思お
う。その桃割姿を丸髷姿にして、楽しく暮したその生活がどうしてこういう荒涼たる生活に変って、どうして
こういう新しい恋を感ずるようになったか。時雄は我ながら時の力の恐ろしいのを痛切に胸に覚えた。けれど
その胸にある現在の事実は不思議にも何等の動揺をも受けなかった。「矛盾でもなんでも為方がない、その矛
盾、その無節操、これが事実だから為方がない、事実! 事実!」 と時雄は胸の中に繰返した。 時雄は堪
え難い自然の力の圧迫に圧せられたもののように、再び傍のロハ台に長い身を横えた。ふと見ると、赤銅のよ
うな色をした光芒の無い大きな月が、お濠の松の上に音も無く昇っていた。その色、その状、その姿がいかに
も侘しい。その侘しさがその身の今の侘しさによく適っていると時雄は思って、また堪え難い哀愁がその胸に
漲り渡った。 酔は既に醒めた。夜露は置始めた。 土手三番町の家の前に来た。 覗いてみたが、芳子の室
に燈火の光が見えぬ。まだ帰って来ぬとみえる。時雄の胸はまた燃えた。この夜、この暗い夜に恋しい男と二
人! 何をしているか解らぬ。こういう常識を欠いた行為を敢てして、神聖なる恋とは何事? 汚れたる行為
2019/01/13(日) 19:38:41.40
ら罎やらを順序よく並べた。押入の一方には支那鞄、柳行李、更紗の蒲団夜具の一組を他の一方に入れようと
した時、女の移香が鼻を撲ったので、時雄は変な気になった。 午後二時頃には一室が一先ず整頓した。「ど
うです、此処も居心は悪くないでしょう」時雄は得意そうに笑って、「此処に居て、まア緩くり勉強するです
。本当に実際問題に触れてつまらなく苦労したって為方がないですからねえ」「え……」と芳子は頭を垂れた
。「後で詳しく聞きましょうが、今の中は二人共じっとして勉強していなくては、為方がないですからね」「
え……」と言って、芳子は顔を挙げて、「それで先生、私達もそう思って、今はお互に勉強して、将来に希望
を持って、親の許諾をも得たいと存じておりますの!」「それが好いです。今、余り騒ぐと、人にも親にも誤
解されて了って、折角の真面目な希望も遂げられなくなりますから」「ですから、ね、先生、私は一心になっ
て勉強しようと思いますの。田中もそう申しておりました。それから、先生に是非お目にかかってお礼を申上
げなければ済まないと申しておりましたけれど……よく申上げてくれッて……」「いや……」 時雄は芳子の
言葉の中に、「私共」と複数を遣うのと、もう公然許嫁の約束でもしたかのように言うのとを不快に思った。
まだ、十九か二十の妙齢の処女が、こうした言葉を口にするのを怪しんだ。時雄は時代の推移ったのを今更の
ように感じた。当世の女学生気質のいかに自分等の恋した時代の処女気質と異っているかを思った。勿論、こ
の女学生気質を時雄は主義の上、趣味の上から喜んで見ていたのは事実である。昔のような教育を受けては、
到底今の明治の男子の妻としては立って行かれぬ。女子も立たねばならぬ、意志の力を十分に養わねばならぬ
とはかれの持論である。この持論をかれは芳子に向っても尠からず鼓吹した。けれどこの新派のハイカラの実
行を見てはさすがに眉を顰めずにはいられなかった。 男からは国府津の消印で帰途に就いたという端書が着
いて翌日三番町の姉の家から届けて来た。居間の二階には芳子が居て、呼べば直ぐ返事をして下りて来る。食
事には三度三度膳を並べて団欒して食う。夜は明るい洋燈を取巻いて、賑わしく面白く語り合う。靴下は編ん
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満足に育てれば好いという自分の細君に対すると、どうしても孤独を叫ばざるを得なかった。「寂しき人々」
のヨハンネスと共に、家妻というものの無意味を感ぜずにはいられなかった。これが――この孤独が芳子に由
って破られた。ハイカラな新式な美しい女門下生が、先生! 先生! と世にも豪い人のように渇仰して来る
のに胸を動かさずに誰がおられようか。 最初の一月ほどは時雄の家に仮寓していた。華やかな声、艶やかな
姿、今までの孤独な淋しいかれの生活に、何等の対照! 産褥から出たばかりの細君を助けて、靴下を編む、
襟巻を編む、着物を縫う、子供を遊ばせるという生々した態度、時雄は新婚当座に再び帰ったような気がして
、家門近く来るとそそるように胸が動いた。門をあけると、玄関にはその美しい笑顔、色彩に富んだ姿、夜も
今までは子供と共に細君がいぎたなく眠って了って、六畳の室に徒に明らかな洋燈も、却って侘しさを増すの
種であったが、今は如何に夜更けて帰って来ても、洋燈の下には白い手が巧に編物の針を動かして、膝の上に
色ある毛糸の丸い玉! 賑かな笑声が牛込の奥の小柴垣の中に充ちた。 けれど一月ならずして時雄はこの愛
すべき女弟子をその家に置く事の不可能なのを覚った。従順なる家妻は敢てその事に不服をも唱えず、それら
しい様子も見せなかったが、しかもその気色は次第に悪くなった。限りなき笑声の中に限りなき不安の情が充
ち渡った。妻の里方の親戚間などには現に一問題として講究されつつあることを知った。 時雄は種々に煩悶
した後、細君の姉の家――軍人の未亡人で恩給と裁縫とで暮している姉の家に寄寓させて、其処から麹町の某
女塾に通学させることにした。 それから今回の事件まで一年半の年月が経過した。 その間二度芳子は故郷
を省した。短篇小説を五種、長篇小説を一種、その他美文、新体詩を数十篇作った。某女塾では英語は優等の
出来で、時雄の選択で、ツルゲネーフの全集を丸善から買った。初めは、暑中休暇に帰省、二度目は、神経衰
弱で、時々癪のような痙攣を起すので、暫し故山の静かな処に帰って休養する方が好いという医師の勧めに従
ったのである。 その寓していた家は麹町の土手三番町、甲武の電車の通る土手際で、芳子の書斎はその家で
の客座敷、八畳の一間、前に往来の頻繁な道路があって、がやがやと往来の人やら子供やらで喧しい。時雄の
2019/01/13(日) 19:38:41.53
なとりのリスナーの民度低いなぁ
2019/01/13(日) 19:38:47.50
>>112
それはマジでなとり動揺してただろ
頭おかしいんじゃねえの汚染米
2019/01/13(日) 19:38:50.68
なとりはこうして害悪信者に囲われていくだけのつまらない存在よ
2019/01/13(日) 19:38:51.02
>>112
変わるぞ買いw
2019/01/13(日) 19:38:55.56
>>112
汚染米イライラで草
2019/01/13(日) 19:38:58.17
した後、細君の姉の家――軍人の未亡人で恩給と裁縫とで暮している姉の家に寄寓させて、其処から麹町の某
女塾に通学させることにした。 それから今回の事件まで一年半の年月が経過した。 その間二度芳子は故郷
を省した。短篇小説を五種、長篇小説を一種、その他美文、新体詩を数十篇作った。某女塾では英語は優等の
出来で、時雄の選択で、ツルゲネーフの全集を丸善から買った。初めは、暑中休暇に帰省、二度目は、神経衰
弱で、時々癪のような痙攣を起すので、暫し故山の静かな処に帰って休養する方が好いという医師の勧めに従
ったのである。 その寓していた家は麹町の土手三番町、甲武の電車の通る土手際で、芳子の書斎はその家で
の客座敷、八畳の一間、前に往来の頻繁な道路があって、がやがやと往来の人やら子供やらで喧しい。時雄の
書斎にある西洋本箱を小さくしたような本箱が一閑張の机の傍にあって、その上には鏡と、紅皿と、白粉の罎
と、今一つシュウソカリの入った大きな罎がある。これは神経過敏で、頭脳が痛くって為方が無い時に飲むの
だという。本箱には紅葉全集、近松世話浄瑠璃、英語の教科書、ことに新しく買ったツルゲネーフ全集が際立
って目に附く。で、未来の閨秀作家は学校から帰って来ると、机に向って文を書くというよりは、寧ろ多く手
紙を書くので、男の友達も随分多い。男文字の手紙も随分来る。中にも高等師範の学生に一人、早稲田大学の
学生に一人、それが時々遊びに来たことがあったそうだ。 麹町土手三番町の一角には、女学生もそうハイカ
ラなのが沢山居ない。それに、市ヶ谷見附の彼方には時雄の妻君の里の家があるのだが、この附近は殊に昔風
の商家の娘が多い。で、尠くとも芳子の神戸仕込のハイカラはあたりの人の目を聳たしめた。時雄は姉の言葉
として、妻から常に次のようなことを聞される。「芳子さんにも困ったものですねと姉が今日も言っていまし
たよ、男の友達が来るのは好いけれど、夜など一緒に二七(不動)に出かけて、遅くまで帰って来ないことが
あるんですって。そりゃ芳子さんはそんなことは無いのに決っているけれど、世間の口が喧しくって為方が無
いと云っていました」 これを聞くと時雄は定って芳子の肩を持つので、「お前達のような旧式の人間には芳
b88e015d52
けるもんですからね、私が悪いんですよ」と詫びるように細君に言った。芳子はなるたけ手紙の往復を人に見
せぬようにし、訪問も三度に一度は学校を休んでこっそり行くようにした。時雄はそれに気が附いて一層懊悩
の度を増した。 野は秋も暮れて木枯の風が立った。裏の森の銀杏樹も黄葉して夕の空を美しく彩った。垣根
道には反かえった落葉ががさがさと転がって行く。鵙の鳴音がけたたましく聞える。若い二人の恋が愈※(二
の字点、1-2-22)人目に余るようになったのはこの頃であった。時雄は監督上見るに見かねて、芳子を
説勧めて、この一伍一什を故郷の父母に報ぜしめた。そして時雄もこの恋に関しての長い手紙を芳子の父に寄
せた。この場合にも時雄は芳子の感謝の情を十分に贏ち得るように勉めた。時雄は心を欺いて、――悲壮なる
犠牲と称して、この「恋の温情なる保護者」となった。 備中の山中から数通の手紙が来た。 その翌年の一
月には、時雄は地理の用事で、上武の境なる利根河畔に出張していた。彼は昨年の年末からこの地に来ている
ので、家のこと――芳子のことが殊に心配になる。さりとて公務を如何ともすることが出来なかった。正月に
なって二日にちょっと帰京したが、その時は次男が歯を病んで、妻と芳子とが頻りにそれを介抱していた。妻
に聞くと、芳子の恋は更に惑溺の度を加えた様子。大晦日の晩に、田中が生活のたつきを得ず、下宿に帰るこ
とも出来ずに、終夜運転の電車に一夜を過したということ、余り頻繁に二人が往来するので、それをそれとな
しに注意して芳子と口争いをしたということ、その他種々のことを聞いた。困ったことだと思った。一晩泊っ
て再び利根の河畔に戻った。 今は五日の夜であった。茫とした空に月が暈を帯びて、その光が川の中央にき
らきらと金を砕いていた。時雄は机の上に一通の封書を展いて、深くその事を考えていた。その手紙は今少し
前、旅館の下女が置いて行った芳子の筆である。先生、まことに、申訳が御座いません。先生の同情ある御恩
は決して一生経っても忘るることでなく、今もそのお心を思うと、涙が滴るるのです。父母はあの通りです。
先生があのように仰しゃって下すっても、旧風の頑固で、私共の心を汲んでくれようとも致しませず、泣いて
訴えましたけれど、許してくれません。母の手紙を見れば泣かずにはおられませんけれど、少しは私の心も汲
2019/01/13(日) 19:39:02.31
>>91
汚染米いなければMMDとかも作られてただろうになぁ・・・
2019/01/13(日) 19:39:06.30
>>92
いつみても動画の時給で笑える
2019/01/13(日) 19:39:10.77
長文NGのやつ、教えて
2019/01/13(日) 19:39:14.68
なっさん昨日チーマーネタで荒らすとか言ってたけどマジでやったのか
2019/01/13(日) 19:39:16.27
>>112
ガチのアスペじゃん
2019/01/13(日) 19:39:17.34
た。有力な敵があっても、その恋人をだに占領すれば、それで心の安まるのは恋する者の常態である。「大変
に遅くなって了って……」 いかにも遣瀬ないというように微かに弁解した。「中野へ散歩に行ったッて?」
 時雄は突如として問うた。「ええ……」芳子は時雄の顔色をまたちらりと見た。 姉は茶を淹れる。土産の
包を開くと、姉の好きな好きなシュウクリーム。これはマアお旨しいと姉の声。で、暫く一座はそれに気を取
られた。 少時してから、芳子が、「先生、私の帰るのを待っていて下さったの?」「ええ、ええ、一時間半
位待ったのよ」 と姉が傍から言った。 で、その話が出て、都合さえよくば今夜からでも――荷物は後から
でも好いから――一緒に伴れて行く積りで来たということを話した。芳子は下を向いて、点頭いて聞いていた
。無論、その胸には一種の圧迫を感じたに相違ないけれど、芳子の心にしては、絶対に信頼して――今回の恋
のことにも全心を挙げて同情してくれた師の家に行って住むことは別に甚しい苦痛でも無かった。寧ろ以前か
らこの昔風の家に同居しているのを不快に思って、出来るならば、初めのように先生の家にと願っていたので
あるから、今の場合でなければ、かえって大に喜んだのであろうに…… 時雄は一刻も早くその恋人のことを
聞糺したかった。今、その男は何処にいる? 何時京都に帰るか? これは時雄に取っては実に重大な問題で
あった。けれど何も知らぬ姉の前で、打明けて問う訳にも行かぬので、この夜は露ほどもそのことを口に出さ
なかった。一座は平凡な物語に更けた。 今夜にもと時雄の言出したのを、だって、もう十二時だ、明日にし
た方が宜かろうとの姉の注意。で、時雄は一人で牛込に帰ろうとしたが、どうも不安心で為方がないような気
がしたので、夜の更けたのを口実に、姉の家に泊って、明朝早く一緒に行くことにした。 芳子は八畳に、時
雄は六畳に姉と床を並べて寝た。やがて姉の小さい鼾が聞えた。時計は一時をカンと鳴った。八畳では寝つか
れぬと覚しく、おりおり高い長大息の気勢がする。甲武の貨物列車が凄じい地響を立てて、この深夜を独り通
る。時雄も久しく眠られなかった。 翌朝時雄は芳子を自宅に伴った。二人になるより早く、時雄は昨日の消
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ありますまい。君は宗教に従事することが今度の事件の為めに厭になったと謂うが、それは一種の考えで、君
は忍んで、京都に居りさえすれば、万事円満に、二人の間柄も将来希望があるのですから」「よう解っており
ます……」「けれど出来んですか」「どうも済みませんけど……制服も帽子も売ってしもうたで、今更帰るに
も帰れまえんという次第で……」「それじゃ芳子を国に帰すですか」 かれは黙っている。「国に言って遣り
ましょうか」 矢張黙っていた。「私の東京に参りましたのは、そういうことには寧ろ関係しない積でおます
。別段こちらに居りましても、二人の間にはどうという……」「それは君はそう言うでしょう。けれど、それ
では私は監督は出来ん。恋はいつ惑溺するかも解らん」「私はそないなことは無いつもりですけどナ」「誓い
得るですか」「静かに、勉強して行かれさえすれァナ、そないなことありませんけどナ」「だから困るのです
」 こういう会話――要領を得ない会話を繰返して長く相対した。時雄は将来の希望という点、男子の犠牲と
いう点、事件の進行という点からいろいろさまざまに帰国を勧めた。時雄の眼に映じた田中秀夫は、想像した
ような一箇秀麗な丈夫でもなく天才肌の人とも見えなかった。麹町三番町通の安旅人宿、三方壁でしきられた
暑い室に初めて相対した時、先ずかれの身に迫ったのは、基督教に養われた、いやに取澄ました、年に似合わ
ぬ老成な、厭な不愉快な態度であった。京都訛の言葉、色の白い顔、やさしいところはいくらかはあるが、多
い青年の中からこうした男を特に選んだ芳子の気が知れなかった。殊に時雄が最も厭に感じたのは、天真流露
という率直なところが微塵もなく、自己の罪悪にも弱点にも種々の理由を強いてつけて、これを弁解しようと
する形式的態度であった。とは言え、実を言えば、時雄の激しい頭脳には、それがすぐ直覚的に明かに映った
と云うではなく、座敷の隅に置かれた小さい旅鞄や憐れにもしおたれた白地の浴衣などを見ると、青年空想の
昔が思い出されて、こうした恋の為め、煩悶もし、懊悩もしているかと思って、憐憫の情も起らぬではなかっ
た。 この暑い一室に相対して、趺坐をもかかず、二人は尠くとも一時間以上語った。話は遂に要領を得なか
った。「先ず今一度考え直して見給え」くらいが最後で、時雄は別れて帰途に就いた。 何だか馬鹿らしいよ
2019/01/13(日) 19:39:20.09
>>83
マジじゃん…汚染米ってネタにできないレベルの害悪だな
2019/01/13(日) 19:39:27.61
>>118
クシャミも動揺してたぞ
2019/01/13(日) 19:39:29.00
くしゃみのはWorkingの風紀ビームと同じやろ
恥ずかしいから忘れてー程度の話を
本気で嫌がってるとか守ってやらないととか気持ち悪い
2019/01/13(日) 19:39:33.77
くしゃみ自警団さん!なとりに謝ろう!
2019/01/13(日) 19:39:47.81
動画の時給ってどうやって計算すんねん
2019/01/13(日) 19:39:50.68
>>123
とろーちとかの格好のネタになってたよな
バズりの可能性を潰していく汚染米
2019/01/13(日) 19:39:51.90
なとりはただの害悪製造機になったな
相変わらずつまらんし
2019/01/13(日) 19:39:52.44
>>112
汚染米さぁ
2019/01/13(日) 19:39:53.95
>>113
あるぞ
ちゃんと探せ
2019/01/13(日) 19:39:55.27
>>124
動画も同じ値段の意味がわからん
2019/01/13(日) 19:39:58.52
>>124
社会に出たことありません!って感じでええよな
2019/01/13(日) 19:40:01.36
なとりもお気持ち表明しようぜ〜
2019/01/13(日) 19:40:03.50
開けろ!くしゃみ市警だ!!
2019/01/13(日) 19:40:10.80
汚染米おもんな
143名無しさん@お腹いっぱい。
垢版 |
2019/01/13(日) 19:40:14.83
>>133
そらあれよあれ
2019/01/13(日) 19:40:28.08
やばい、洒落にならん奴やw
145名無しさん@お腹いっぱい。
垢版 |
2019/01/13(日) 19:40:28.25
>>112
ここと同レベルじゃダメだろ
2019/01/13(日) 19:40:29.81
汚染米ってネーミングセンスほちょにすき
2019/01/13(日) 19:40:30.61
本気で絶対嫌ならアーカイブ編集か非公開だからな
そのまま公開してるものの切り抜きで勝手にキレるとか害悪過ぎる
2019/01/13(日) 19:40:30.94
>>141
なとぃんいませんよ
2019/01/13(日) 19:40:44.17
>>130
はぁ??
2019/01/13(日) 19:40:46.80
>>124
確かに
2019/01/13(日) 19:41:04.20
>>138
10分の動画つくったら500円くれるんやないかw
2019/01/13(日) 19:41:04.75
下手くそやなぁ
https://i.imgur.com/ogr5Pkt.jpg
2019/01/13(日) 19:41:07.44
えっ、なとりのくしゃみってアーカイブ残ってんの?
2019/01/13(日) 19:41:09.17
0717 今、天王星のwiki見てきたら軌道傾斜角(i) が0.774°だった 2019/01/13 16:15:13
なぁなっさんワイらでシロのプレミア待機所荒らさないか?
元シロ豚やけどイキはゆで反転した者や
とりあえずイキはゆ荒らしとしあっさん荒らしで制圧を考えてる
協力してくれるなっさんはレスしてくれ
2019/01/13(日) 19:41:15.79
なあこれ見て組長叩けるの?
https://i.imgur.com/4U7xoZx.png
https://i.imgur.com/a46GhKu.png
2019/01/13(日) 19:41:32.78
そろそろふーちゃんの配信が見たいんじゃ〜
2019/01/13(日) 19:41:42.14
おしゅ!😫

ずずず…😷
2019/01/13(日) 19:41:55.19
>>153
ニコニコにもyoutubeにもくしゃみの部分だけ切り取られてるのあるんだw😭
2019/01/13(日) 19:41:55.90
シロアンこの時間に何で居るの?
2019/01/13(日) 19:41:56.90
>>156
口内炎が…
2019/01/13(日) 19:42:00.53
>>152
ほちょの使い方を間違えるな
2019/01/13(日) 19:42:10.86
>>148
やあダニエル!
2019/01/13(日) 19:42:12.81
動画の時給ってそんなおかしいか?
漫画でも動画作製にかかった時間単位で給料払ってたやん
2019/01/13(日) 19:42:13.51
>>151
普通に考えりゃ制作時間だってわかる
2019/01/13(日) 19:42:15.00
>>161
ほちょ?
2019/01/13(日) 19:42:15.86
>>160
クソ猫ォ!
2019/01/13(日) 19:42:16.38
>>159
シロ豚で遊ぶため
2019/01/13(日) 19:42:18.31
>>153
自警団がハッスルしてるだけで普通に残ってる
2019/01/13(日) 19:42:18.65
ん???
俺のマンマンどこ行った?
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