――今後もにじさんじ全体で多くのファンを獲得するためには、どのような方法が必要だと考えていらっしゃいますか?

田角:
まずはにじさんじのコアファンの方々に喜んでもらうことで、SNSや口コミを通して新しいユーザーが増えて来ると思っています。
新しくファンになった方々もライバーの活動に魅了されるほどにコアファンとなっていきます。
このようにして、ライト層からコア層を生み出すサイクルを拡大すれば、継続的に成長できる事業になるのではないかと。

そのためにもファンからの支持を強くし、楽しめる、熱狂できる体験を提供していきたいです。
そのひとつとしてイベントは重要だと思っているので、来年以降からイベントの数やバリエーションを増やしていきたいですね。

――新規ファンのために入りやすい入り口を作るのは大変なことに思いますが、その点はどうでしょうか。

田角:
これはどのエンタメでも見られることだと思いますが、コンテンツには「入りやすさ」と「深さ」という2つのパラメーターがあって、それぞれ相反する性質があります。
にじさんじの場合は「入りやすさ」と「深さ」の両方を押し出せる可能性があると思っているので、その部分に関しても挑戦していきたいですね。


――2019年のいちからを振り返って、最も大きな変化は何でしたか?

田角陸氏(以下、田角):
にじさんじの運営については、“ライバーが活動していく上での環境づくりに徹するべきだ”と考え、この1年を通して整備してきました。
その成果が徐々に実りはじめていて、ライバーもより多様な表現ができるコンテンツをファンへ届けられるようになったと感じています。


――2019年8月には約7億円の資金調達を実施されましたね。その際に告知していた海外展開や人材確保、新規事業などについてはいかがでしょうか。

田角:
まず国内の事業部の人材や配信機材の導入などに力を入れました。こちらは継続的に投資していく段階だと思っています。


いちから社長のお気持ち