「ねえピノちゃん、新しいディルドを買ったんだけど……試したくない?」
そう言ったのは金剛いろは、いつも通りの溌剌とした調子でニヤニヤと目の前のカルロ・ピノを見つめる。
「ピノちゃんのはだいぶ拡がってきてるけど、あんまり大きいのは裂けそうだからね。ちゃんと細いのを選んだんだ。その代わり、すっごく長いの」
「あの!ま、待ってください……声、小さく……」
放課後の部室、他の部員達もいるのにお構いなしで話し続けるいろはを、ピノが慌てて止める。その恥ずかしがる姿を楽しんでいるのは一目瞭然で、普段の笑顔に増してさらに口角が上がっている。
「えー?なんでよ、前にピノちゃんが長くて奥まで届くのが好きって言ってたから、ピノちゃんの為を思って持ってきたのに!……いろはのこと嫌いになったの?」
「そ、そうではなく……他の皆様に聞こえるから……」
「聞こえても良いでしょ。皆とっくに知ってるよ、ねーなとちゃーん?」