もう一度あなたの桜を咲かせませんか、ねえ。
契約解除が表沙汰になってすぐ、角田から連絡が来た。
あの日、配信なんてあと何年かは絶対にできないし多分契約があるから無理って思ったのに。
げろ吐いて寝て、麻雀打ってやっぱり泣けてきて、そんな毎日。
辛すぎて、音琴にも連絡できなくなってきた。
こんな状態で話しかけたら迷惑だから。
だけど、ここに来てタイミングよく音琴からのライン連打。
どうしよう。
通知音の多さをそろそろママに勘づかれそうで嫌で、コンビニまで歩いた。
踏切、電車が通り過ぎるのを待って、心臓が止まった。
むこう岸で高級車の戸が開き、音琴が私と目を合わせた。

夕方の太陽も陰ると一瞬、師走は夜の訪れも早い。
夕食を花音にごちそうすることになった。
ママはなんだか私よりおいしそうに食べる子が来て嬉しそうだ。
結局泊まることを許した。
「お見舞い」と称して、さも当然のようにお風呂まで来る音琴。
けど、今日ばっかりはそういう気分でもない。
そうして私がウジウジしてる間に、ぷっくり乳首が私の背中に直に押し当てられた。
「何か大変な連絡でもあったでしょ」
どうしてわかったのか、女の勘らしい。

それから二人で一つのお布団の上、音琴にされるがまま暖房がいらなくなるレベルで汗だくで犯された。
指が舌がふとももが、私のデリケートゾーンに刺激して、それに応えるように同じように音琴の身体を弄っている。
「私があなたのことこういうふうにしてるの、どうしてだと思う」
ちょろいからでしょ、わかってるもん。
「違うよ、全然違う。ちっこくて儚いのに賢くて頼れて、けど弱くて、守りたくて…」
二人で唇を貪るように啄み、絶頂を迎えた。

「ファンのみんなだってそう思ってるはずだよ」
「だから、角田さんのお誘いはとっても素敵だねって言いたかったの」
ありがとう、お仕事、あなたのためならまた始められそうだと思う。
私が頬にキスしたら、音琴は満面の笑みで返してくれて、私の唇を乱暴に奪った。
「あと、私はお話するの大好きだから、気にしないで。あなたの声ならずっと聴けるから」
見た目じゃなくて中身を好きでいて、こんなに愛されるってすごく気分がいいかも知れない。