『ぽきた源蔵』

「…………え?」

『起きたにぇ!朝ココガンギマリ』

通話が始まるや意味不明な鳴き声を発するあばだんご
想像を超える奇行に古森霧は思考が停止する。

『バ美肉は悪いことヂャないo(`ω´*)o』

電話越しにいるのは明らかにあばだんご一人だ。
狂っている。そうだ、自分が競技シーンから遠退きあいつを孤独にした、もう…とっくに壊れていたんだ。
あいつの心は。

『あじまる!あじまる!…………………………インドーーーー!』
「裕太ぁ…ごめん…ごめんなぁ……」

絶頂するあばだんご、咽び泣き謝り続ける古森霧。
モニターの光はもう二度と戻らない"青春"を映しながら、
二人の奇怪な通話を優しく照らし続けた。