当初は名誉毀損(きそん)容疑を視野に捜査を進めたが、「死ね」「消えろ」などといった抽象的な暴言にとどまり、同容疑を成立させるような具体的な投稿を確認できなかったという。
法定刑の軽い侮辱容疑に切り替え、悪質な投稿を繰り返した男性1人について立件する方針を固めた。

侮辱罪
 不特定多数の人が認識できる状況で人を侮辱した場合に成立し、「ばか」「死ね」など抽象的な中傷でも該当する。
法定刑は刑法で最も軽い拘留(30日未満)または科料(1万円未満)。
一方、名誉毀損罪(3年以下の懲役・禁錮または50万円以下の罰金)が成り立つには、「上司と不倫関係にある」など具体的な事例を示す必要がある。
警察庁によると、全国の警察が2019年に立件したインターネットを使った犯罪(9519件)のうち侮辱容疑は22件、名誉毀損容疑は230件だった。