n番部屋事件とは?

一連の「n番部屋」事件の舞台となったのは、メッセージアプリ「テレグラム」内のチャットルームだった。
2019年7月、大学生記者たちの取材でまず最初に報じられ、その後、創始者とされる「ガッガッ」ことムン・ヒョンウク被告(24)の手口を模倣し、「博士部屋」と呼ばれる類似のチャットを始めたチョ被告の逮捕をきっかけに、一般に広く知れ渡るようになった。

その手口は、まずSNSで自身の身体の一部の写真をのせた未成年を含む女性に接触し、個人情報や裸体の写真を入手することから始まる。
チョ被告らは、これらを「周囲にばらまく」などと脅迫の手段として用い、女性にさらなる性搾取物を撮影させ、また自身が指定した人と性行為を強要するなどしていた。

ニュース1によると、捜査の過程で、被害者の女性が多数にのぼり未成年の女性も被害にあっていたこと、単純計算で女性たちを脅して撮影された性搾取動画や画像を見たのは26万人(重複含む)の会員であることなどがが次々と判明。
重複を考慮しても10万人以上とみられる人々が動画を密かに見ていたと推測され、韓国社会を震撼させた。その後の捜査で公務員や教員なども視聴者に含まれていたことがわかっている。

国民日報によると、「n番部屋」「博士部屋」などに関連した一連のデジタル性犯罪を捜査している警察は、9月3日までに、デジタル性犯罪1549件を摘発し、1993人を検挙したという。

ハンギョレによると、創始者のムン被告は、2019年2月から、テレグラム上に1番から8番の8個の秘密のチャットルームを作り、脅迫で入手した映像や共犯者から得た数百の映像を流出させていた。
そのことから、事件は総称として「n番部屋」事件と呼ばれている。