「日本人ファーストが刺さった」 参政党が都議会に初の議席獲得 自民党から支持層奪取…演説会場で見えた流れ
2025年6月23日 01時37分 東京新聞

22日に投開票された東京都議会議員選挙では、政党支持率が急激に伸びている参政党が新人3人を当選させ、初の議席を獲得した。
当選したのは世田谷区選挙区の望月正謹氏(35)、大田区選挙区の最上佳則氏(49)、練馬区選挙区の江崎早苗氏(39)の3人。
22日夜、党の開票センターで報道陣の取材に応じた神谷宗幣代表は「キャッチコピーの『日本人ファースト』が有権者の胸に刺さっているのではないか」と勝因を分析。選挙期間中に聞いた支持者の声からも、かつては自民党を支持していた層が参政党に流れてきている状況がうかがえた。(佐藤裕介)

◆NHK党、日本第一党とも重なる支持層

6月19日に小田急・経堂駅前であった望月氏の街頭演説会に足を運んだ。100人を超える聴衆で熱気に満ちていた。
演説に耳を傾けていた40代男性は、参政党を支持する理由をこう話した。
「日本人ファーストだから」「たとえば対米外交で、もっと日本が言うべきことを恐れずに言おうとか、そういう当たり前のことをしっかりと言っているのは参政党しかない」
以前の支持政党は、自民党、次いで「在日特権を許さない市民の会」を設立した桜井誠氏が党首を務めていた日本第一党だったという。
参政党は都議選で、「インフラの民営化・外資参入に反対」「外国人の不正・犯罪の取り締まり強化」「石原都政の教育政策を復興及び都立高校の改革」といった保守色の強い政策を打ち出した。「都民税50%減税と生活コストの削減」や「食の安全保障と給食改善」なども掲げた。
選挙戦ではSNS戦略にも力を入れた。神谷代表は22日夜、「インターネット上での党の認知を高めることができた。SNSの検索では圧倒的に他の党よりも検索数が多いというデータもある」と手ごたえを示していた。