植物や野菜などのモチーフを組み合わせて人の顔のように見せる、ユニークな肖像画で知られる16世紀の画家、ジュゼッペ・アルチンボルドの展覧会が、20日から東京・上野で開かれます。

ジュゼッペ・アルチンボルドは16世紀に神聖ローマ帝国の宮廷で活躍した画家で、植物や野菜といったモチーフを組み合わせた肖像画で知られています。

世界各地の美術館が所蔵するアルチンボルドの油絵などおよそ100点を集めた展覧会が20日から開かれるのを前に、19日、報道関係者に展示品が公開されました。

このうち連作の「四季」は日本では初めて一堂に見ることができる作品で、「春」は80種類以上の花々を、「夏」はトウモロコシやナスなどの野菜や果物を組み合わせて肖像画が描かれています。また、「冬」の絵にあしらわれたMの文字は、皇帝マクシミリアンを意味していて、すべてのものを手に入れる皇帝をたたえているとされています。

このほかにも、宮廷行事の演出家としても活躍したアルチンボルドのスケッチや、皇帝が集めた美術品なども展示されます。

国立西洋美術館の渡辺晋輔主任研究員は「現代的でわかりやすい一方、皇帝をたたえるなど隠れた意味も持つ絵の魅力を楽しんでもらいたい」と話していました。

「アルチンボルド展」は20日から9月24日まで、東京・上野の国立西洋美術館で開かれます。

以下ソース:http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170619/k10011022761000.html(NHK NEWS WEB)