カラテキッドでは、弱者が強者に勝つという設定だが、それを可能にするために、
ダニエル側は道場ではなく、グルと弱者という一対一の関係になっている。
弱者は集団の中では落ちこぼれるからだ。

コブラ会は道場なので、集団の中での鍛錬、切磋琢磨という空手の現実に近い。
弱者はやはり道場ではつらいし、集団内での強弱のランクは抜き差しがたい。
嫉妬や足の引っ張り合いもある。
より空手ドラマとしてはリアルなのだ。

また空手キッドのときには、たんに恵まれた甘ちゃんのボクとしてしか映らなかった
ジョニーが、歳を経て、陰影のある役柄をこなせるようになったこと。
当時のキャストをできるだけ使ったことが、今回の成功の秘訣だな。
だから、どこか同窓会みたいな乗りになっている。
学校のクラスではああだったあれが今はこうなっているみたいな。

一方弟子世代にはこれという魅力がないな。
カラテキッドに較べると、善悪があまりはっきりしていないためか、
キャラ立ちが弱いように思う。