■改善命令不履行続く社会福祉法人・札幌恵友会 (16.08)
見えてきた理事・幹部らの旧利権体制養護姿勢

3月29日に北海道が5月末を期限とする改善命令を発したのに対し、未だに履行していない社会福祉法人・札幌恵友会。
4月から指導監査窓口が札幌市に移管され、札幌市は同法人の命令不履行に曖昧な姿勢を見せていたものの、
8月末を期限とする最後通牒を突きつけた模様。
道などは経営危機を招いた札幌恵友会の利権体質の根底には、
神恵内にある老人保健施設・神恵内ハイツ998の施設長をしている藤井伸一医師が事実上法人経営を取り仕切っていることがある、との認識。
同医師を解任しなければ健全経営が確保できない、と見ている。
ここにきて新年度に5人が新たに就任した理事や幹部職員らの色合いが見えてきた。
結局、問題の旧体制派の顔ぶれが跳梁している。

新年度の理事再構成のなかで、小島和彦理事長が退任した。
小島氏は札幌恵友会や藤井医師が事実上オーナーとなっている光ハイツ・ヴェラスの施設工事などをしたきアーバンヤマイチの前社長。
木本由孝元理事長が法人を事実上売却して、グンエイ(群馬県)が実権を持つ形となったのに伴い、理事長に就任していた。
しかし、道は小島氏をグンエイ側に日々の業務を報告する傀儡、と見なしていた。

体制を立て直す形で小島氏が理事長を退任、しかし、新理事長となった吉岡滋子氏はやはり藤井氏の息がかかったと見られる看護師。
他の理事や幹部が関与した会合で、新たな資金提供者を理事長に就任させてもいい、といった趣旨の発言があったことからも、
吉岡氏が名ばかり理事長であることが推測できる。
現在理事会の中心となっているのは札幌市役所OBの丸田剛久氏。
調整担当として今年度から理事に入り、専務理事に就任している。