精神科の「隔離と薬漬け」の末に亡くなった、38歳男性と両親の無念
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20181218-00058808-gendaibiz-bus_all
12/18(火) 11:00配信
 串山一郎さんは、国立病院機構が運営する広島県の精神科病院で、4ヵ月半にわたって
隔離と多剤大量投薬を受け、退院した月に突然死した。38歳だった。一郎さんは重い自閉
症を患い、知的障害もある重複障害者だった。一郎さんが亡くなった後、両親は「重複障
害者が直面する非人道的な扱いを多くの人に知って欲しい」と、病院を相手に2件の民事
訴訟を起こし、うち1件は現在も続いている。


「ミンヤクを入れてください」

 だが2013年中は施設の定員に空きがなく、早くても2014年6月までは入所できない状況だった。
そこで待機期間中、一郎さんが通う広島市の作業所と同じ社会福祉法人が運営する障害者支援
施設への一時入所を望んだ。10年以上前から付き合いのある作業所の職員にそのことを相談すると、
憮然とした顔でこう言われたのを美奈子さんははっきりと覚えている。

 「すぐに入所なんてできませんよ。まずミンヤクを入れてきてください」

 美奈子さんが「ミンヤクって何ですか」と訊くと、作業所の職員は言葉を続けた。

 「睡眠薬ですよ。通院では難しいから、入院して薬を調整してください」

 入所すると相部屋になるため、不眠の傾向がある一郎さんはこのままでは受け入れられないのだという。
「福岡では薬を増やさなくても対応してもらえました」。そう言い返したかったが、
一時的とはいえ世話にならなければいけないので、胸に収めた。

 以後、入所施設や作業所の職員と美奈子さんが、入所時期などを話し合う会議が度々開かれ、
施設側は「泊まりでの睡眠をしっかりとれる。できれば6時間」を入所条件として提示した。
一郎さんのペースを尊重した1日おきの睡眠ではダメで、毎日眠らせることが条件だった。
入院させて睡眠薬などを調整する方向で、話がいつの間にか進んでいった。



入所は夜勤の人数少ないし、夜間眠らないと入れるのは難しいね。