>>180-181
大分県の場合、別府市・大分市が伝統的に「〜ケン」を使っている地域で、県内各地域へは
ここから伝搬して既存の「キ」を塗り替えていったということで問題ないと思う。
県内の「キ」地域の多くで中年層以上は「キ・ケ」を使い、若年層が「ケン」を使う共通性があるが、
おそらく共通語化で伝統方言の伝承がうまくいかなくなったところに方言見直しの流れで
大分弁は「ケン」を使うという発信があり、若年層から一気に拡散定着したと思われる。

しかし、なぜこの2地域だけ「〜ケン」なのかという謎があるが、明治期、別府市の温泉観光開発で
愛媛出身者の大量移住が記録されている。そしてその四国(愛媛)は「ケン」地帯。
その影響でかなり早い段階から別府大分両市の伝統方言が「ケン」に置き換わったと考えられる。
ちなみに明治〜昭和30年頃まで大分県でもっとも文化的先進性、影響力を有した都市は別府市。
別府市で起きた変化を県庁所在地の大分市が追随することは特に不思議なことではない。
一口に大分市が「ケン」といっても別府>大分の関係が成り立っていた時代の大分市域。
即ち旧大分市(現大分市中西部)の地域。その他の地域は「キ」系。