諸君 わたしは打ち込みが好きだ 大好きだ
ゲートタイムが好きだ ベロシティカーブが好きだ コントロール情報が好きだ クオンタイズが好きだ

生かしたジャズのフレーズをベタ打ちで鳴らすのが好きだ

ロックの激しいドラミングをありえない手数でパサパサの音源で鳴らすのが好きだ

ボーカルをGS音源の「テュテュテュ〜」で鳴らしたときは胸がすくような快感だった

薄い音を重ねていると発音数が足りなくなるのが好きだ

ギターのためにほかのパートのエフェクトが足らなくなるのが好きだ

丹精込めたフルパートのデータがモタモタに鳴るのが好きだ

夜を徹して考えたアレンジよりBBの猫の手ボタンがいかしたフレーズを自動生成するのはとても悲しいものだ

諸君私は糞のようなDTMを望んでいる。だがそんじょそこらのDTMではもはやもの足らない。

大DTMを!一心不乱の大DTMを!

我ら一人ひとりはMIDIカラオケの仕事からもあぶれた零細職人にすぎない。だが集いけなしあえば一つひとつが終わりなきデスマーチプロジェクトとなる。

諸君はこの糞のようなDTMを望むか。栄光なきアートの海で不自然なピッチベンドのギターをかき鳴らしたいか
「DTM♂!DTMΦ!」

…よろしい。諸君、ピアノロール画面をオープンだ