88の続き
その一方でメロディのリズムは非常に単純に作曲されてある。
その代わりにスパイス的な工夫がしてある箇所があり、その一つは冒頭。
始まりをアウフタクトにすることで押し付けがましさの回避とスムーズな
歌い出しが可能。メロディのほとんどは八分音符と四分音符で構成。
日本語の語りに近く、おかしなロングトーンもない。
そしてもう一つのポイントはサビの曲タイトルでもある「パプリーーカ」
と歌わせる、十六分音符が初めて登場するところ。これは大変に印象が強く、
一回聞いただけで一生忘れることができない。
アウフタクトの前への飛び出しについては、
Aメロ:八分一個
Bメロ:八分二個
サビ:八分二個
これがまた巧妙な作りで、Aメロはその先を続けて歌いたくなり、Bメロは
サビの歌い出しリズムと近づけることで、三段論法的な形式をスムーズな
ものにしている。