ミトベが著書『21世紀親父の資本金』を紐解きながら解説する

「ゴブリンもはちとムズかしーだろうケド信用貨幣経済いうて
マニは信用!結局はただのデータなわけえ!」

(ここでホワイトボードに銀行貸し借りの図を描きマニがなぜ創出されるかを説明する)

そこでクリエ一ティブも同じなんじゃないか?いうてHIDEチャン思ったわけな
ようは!

クラウドで発注して出来上がったデータはアーティストのもの!
このデータが信用となって「アッ!このひとアーティストなんだ」を生み出す

「クリエイティブがないところからクリエイティブが生まれちまうインフレ構造がMCT(モダン・クリエイティブ・セオリー)なわけえ」
発注すれば幾らでもクリエイトできるのだからアーティスト性が疑われることは無いという理論である

「そのかわし全責任を負うのよ!?」
ピラティス講師・東雲ゆり子(47)が補足した
「できないでしょおお!アータ方に!!」

───ゴブリンは拳をにぎって震えていた
こんなに悔しい思いをしたのは小4の夏、女子の前でおちんちんを出してしまった時以来
むろん、ゴブリンの頭脳では複雑なMCT理論をリカイすることはできなかった

ただ、なんとなく察するものはあった
それは長年モヤッと疑問に思っていた事だ
”キムタクってギター弾けるん?”
───弾けるのである
ただ持っているだけではない
MCT理論では、間違いなく彼は一流のアクターでありアーティストであった
それを成り立たせているのは”信用”
発注によって生み出された”信用”が全てであった