生前HIDEチャンが語ったこと
それは自分以外の誰かのために自分の時間をつかってはいけないということ

その理由は3つの事実から構成されているとした
1つめの事実「1円にもならない」
2つめの事実「ゴールが無い」
3つめの事実「時間はあとで取り戻せない」

────だからやめておけというロジック
滅茶シンプルだがそれでいて強烈なロジックであった

だがゴブリンは理解しないのであった
「なにおーこの!」と棍棒を振り回してしまう
それゆえにゴブリンなのである

賢明なものであれば、スンッ!ナリッ!と受け入れた話であろう
そして、これら3つの事実を受け入れる代わりにすべきこと
HIDEチャンはそれを「鍛錬」だとした
言い換えるならPDCAと言ってもいい
ゴールを自らの「収益」もしくは何らかの「達成」に定めて、
後はひたすらに歯車をギーコギーコ回していく
徐々に、歯車はでかくなっていく
ギーコギーコ ギーコギーコ
少しくらい手を放しても、勝手に回るようになっていく

「遠心力でふっとばされないように気をつけろよォ!」
HIDEチャンは汗をぬぐいながら、はじけるような笑顔を見せたという

享年54歳
山梨県トンネル崩落事故がなくコンクリの天井につぶされずに生きていれば29歳
金色のオベベが似合うガリガリの病気の狐のような子であったという
つづく