「おのれHIDEチャン!死ね!」

ゴブリンはシュタインフェルナー博士よって装着された脳波測定装置なる黄色いヘルメットを払いのけては息巻いた

「ハムレットは漫画で読めば充分ッ!!」

「何、いまどき活版印刷じゃなきゃダメとか!、何、ルール誰が決めた!マナー講師か!!」

「単純化こそが英知の結晶なのよォ!オムレツ王子が弟のハムカツ王子に言ってたでしょォ」

「それと何、ボキの感受性の貧困こそが経済的貧困の遠因になってる?分かった風に!!金のロレックス偽物のくせに!」

「何、触れてきた作品が少ない?なんだなんだ!エマーは漫画でおっ知ってるな程度で充分だに!!」

「何、”理解”するかわりに”納得”するための単純化された脳構造だ!!馬鹿にしよって!ひとの脳を馬鹿にしよって!」

「何が、そうやって”納得”した結果を「結局つまり」で語り始める貧困層をボクはゴブリンと呼んでいます!だ!」

「偉そうに死ね!今死ね!朝死ね!」

ゴブリンはいつになく激高した

その背景には自らも認めざるを得ない「シェイクスピアの失点」があった

HIDEチャンもムカつくが、「シェイクスピアの失点」つっこみどころを作ってしまった自らにもチリついていた

できれば、打ち消したい

そこは失点を認めない何らかのかたちで、静かに、打ち消したい

ゴブリンは歯ぎしりした