だからな?AIによって職人やアーティストが要らなくなるなんて誰も言ってなくて
単にアマチュアに毛の生えたレベルのクリエイターは全員要らなくなるだけだって何度言ったら────

(やべ、言い過ぎた)

HIDEチャンは冷蔵庫のアーモンドミルクを取り出して冷静になる

カラン・・
ベランダで物音がするとバッと振り向くHIDEチャン

よく考えたらDTM板住民が総出で切れて襲い掛かってきたら幾らHIDEチャンとて対抗できない
4〜5人ならまとめて正拳突きで吹き飛ばせるが20人30人が攻めてきたら太刀打ちできない

急に怖くなったHIDEチャン

そこで、なんとかお前らをフォローをしようと考えた
AIが発展しても「アマチュアレベルのクリエイターが生き残れる」シナリオ
これを考えてやって、お前らの津波のような怒り”おのれHIDEチャン!”を抑えようとしたのだ

真剣に考えた結果
どう考えても「スピードと量」で負けることを回避しなければならないという結論に至った
仮に、個人による製作の方が「味がある」「人間らしいランダムな魅力」があるとしても
60分で60作品を作ってしまうAIの圧倒的なスピードに物量で負けるのだ

お前らが勘違いしてるのは元々が1曲1000円だとして
「AI量産によって曲の価値が10円にまで下がるならば、その代わりに個人製作は貴重なので1万円に上がる」という類の
とんでもない思い違いをほぼ全員がしていることだ

実際には「AIによって曲の価値が10円にまで下がると、個人製作の曲も100円まで下がる」なのに───

この勘違いをどう解くかがHIDEチャンにとって緊急課題となった