>>284
米欧共同のユリシーズ探査機(1990-2009)がまさにこれをやってたな。

ttps://heasarc.gsfc.nasa.gov/Images/ulysses/ulysses_orbit.gif

傾斜角約80°から太陽の極を観測した探査機で、
LEOから直接遷移しようとすると現実の大型上段でも全く非現実的なdVになるから(33,000m/s)
一旦木星へ向かって(ホーマン遷移dVは3,360m/s)スイングバイを使って高傾斜角軌道に入った。

ユリシーズは傾斜角変更後のPeでの減速を行っていないので大きな増速は往路のこれだけ、
直接遷移と比べて9割近いdVの削減を達成した。

代償はやはり時間で、出発から最初の観測タイミングまで3年8ヶ月かかり(直接遷移の7.5倍)
公転周期が6.1年もあったので19年のミッション期間で南北各3回しか観測できなかった。