日本のバブルの引き金は“NTT株”

 日本のバブルは、1980年代半ばから始まった低金利政策が、銀行の「カネ余り」を誘発したところから始まります。ちょうどその頃、電電公社が民営化されてNTTになり、超優良企業で値上がり確実の“NTT株”が発売されました。

カネ余りの時期に手頃な投機商品があれば、バブルに火がつきます。日本人は、こぞって銀行から金を借りて株や土地を買いまくり、ここからバブルに突入します。
NTT株は、わずか2カ月で「1株119万円→317万円」まで上がり、日経平均株価は1989年末には3万8915円(過去最高)を記録、地価総額は1990年、何と「アメリカ3個分」にあたる2470兆円にまで高騰しました。