ベースロード電源なるもの──

天候に左右される太陽光や風力発電のような自然再生エネルギーと差別化
して 原発の存在意義を認めさせるために、原発推進者が造語したのが
"ベースロード電源"なる言葉である。

ところで、天候に左右されないという意味で地熱などももこのカテゴリー
に分類されるにもかかわらず、経産省はそれを前面に出して推進しよう
などとは端から考えていないばかりか、「自然再生エネルギー」の最たる
ものである水力発電を意図的に統計的計算から排除し、いかに"自然再生
エネルギー"の比率が小さいかを喧伝している。とにかく原発を維持したい
一心で。

このように原発は“ベースロード電源”であるという造語は、天候・気候
に影響される「自然再生エネルギー」を貶めるために原発推進論者がひね
くり出したものだが、一方、原発はCo2を出さない“クリーンなエネルギー”
というとんでもないミスリードは、温暖化の元凶としてやり玉にあげる
火力発電に対抗するために原発推進論者が駆使する論理である。